起立性調節障害になってしまった末っ子
今年の夏前からめまいや立ちくらみ・腹痛や微熱が頻繁に起こるようになった末っ子。
「起立性調節障害」と診断されました。
起立性調節障害は自分ではどうすることもできません。
いつ起こるかわからないし、どの症状がでるかわかりません。
治療法もなく、症状が出たらひどくならないように対処することしかできないのです。
末っ子は診断されたときにいくつかお薬が出されました。
末っ子は腹痛とめまいと微熱が主な症状だったので、「腹痛を抑える薬」「気持を楽にする薬」「熱を下げる薬」の3種類。
どれも症状がでたら飲んでくださいと言われています。
陸上以外で症状が出たのは初めて
今までで起立性調節障害の症状が出るのは陸上のときでした。
走るとお腹が痛くて立つこともできなくなります。
しかし先日陸上以外で初めて出てしまいました。
それは運動会のときでした。
開会式の最中にめまいで倒れかけてしまいました。
運動会はとても楽しみにしていたのに、もしかしたら緊張や不安もあったのでしょうか。
30分ほど休憩したら体調が戻ったのでその後の運動会は無事走ることも組体操もできました。
起立性調節障害の子どもを持つ親はどうしたら良いのか
末っ子は陸上の練習で走ると2回に1回の確率で調子が悪くなります。
でも陸上を休みたいとは言わないのです。
私は休んでもいいと言ってます。
末っ子の体調は末っ子にしかわからないので、行くも行かないも末っ子に任せています。
学校から帰ってきた時は元気です。
帰ってきておやつを食べて陸上の準備をします。
練習場所に行きアップを始め身体を動かします。
まだ楽しそうで元気なんです。
でも計測が始まると苦しくなります。
はじめは好調で走り出すのですが、途中でお腹が痛くなり最後まで走りきれなくなります。
他の保護者の人からは
「なぜそこまでして走らせるの?」
「休ませてあげたらいいのに」
など言われます。
ですが陸上が大好きで、学校から帰りいそいそと陸上のユニフォームに着替えだす末っ子に『しんどくなりそうだから休もう』とはなかなか言いづらいのです。
陸上が好きなんです。
陸上の仲間たちが好きなんです。
しんどくなることよりも、陸上を休むことのほうがイヤだというのです。
しんどくならない時もあり、最後まで走り切れるときもあるのです。
本当の本音
末っ子には陸上を楽しんでもらいたいと思ってます。
小学校1年生から習ってきた陸上。
色んな経験をして、たくさんの仲間に恵まれた陸上。
無理をせず楽しい気持ちのままで卒業まで続けていけたら・・・と思ってます。
でも、走れるのなら走ってほしいと思ってしまっている私もいます。
私は末っ子の走っている姿が好きですし一生懸命な姿を見ていると心から応援したくなります。
自己記録を更新して喜ぶ顔をみたいと思ってしまいます。
けれど実際はなかなか走り切ることも苦しい。
今は長距離走を始めたばかりの低学年と同じくらいのペースしか出せません。
記録を更新どころか昨年の自己記録にも届かない。
「がんばれ~!!」は禁句です。
本人は頑張ってます。
私もそれはわかってます。
苦しい思いをして走る姿を見ているのはツライ。
そうまでして走り続けなきゃいけないものなのか。
でも本人は走りたがっている。
休むほうがイヤだという。
昨日も陸上の練習に行ってました。
やっぱり最後の計測でお腹が痛くなってしまいました。
腹痛止めの薬を飲みます。
1錠では治まらず2錠目も飲みました。
それでも良くならず3錠目のキツイ薬も飲みました。
そうまでして・・・
いつまで休めばよいか期限があれば休ませることもできますが、起立性調節障害はいつ良くなるかわかりません。
いつのまにか治っていた人もいれば、数年かかる人もいます。
病院に行ったときも「成長とともにマシにはなると思う」と言われただけでした。
それは半年後?1年後?3年後?
しんどくなることもあるけれど楽しく走れるときもある。
だから走りたい気持ちを尊重し陸上をさせてあげることが良いことなのか、
それとも薬を飲みながらまでして走り続けることはやっぱり身体にも良くないし、万が一倒れたりして打ちどころが悪かったらそれこそ恐いので、一層のこと走るのを休ませたほうが良いのか。
末っ子のためにどうするのが良い方法のなのでしょうか。
とても悩みます。。。