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【薬膳】四季と12ヶ月で考える日本人に合う薬膳

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パーソナルフードトレーナーのsachikoです。

昨年から薬膳を学び、予防医学食養生士と薬膳食養生専門指導士の資格を取得いたしました。

現在は「和学薬膳博士」を目指し勉強中です。

 

今日は日本の四季をもとにその月の一般的行事と、その月の頃に旬を迎える食材、薬膳として取り入れるポイントをまとめてみました。f:id:ssachiko:20190427115313j:image

 

二十四節気と新暦の違い

もともと薬膳は中国発祥です。

中国の太陰暦(月の動きをもとにしている)が日本に伝わったのが「旧暦」です。

現在は太陽の動きをもとにしている「新暦」を使用しています。

 

2月4日が「立春」でもう暦の上では今日から春ですよ~と言われても、春っぽさはまだしないですよね。

2月なんてまだまだ極寒。冬真っ最中ですよね。

旧暦と新暦では季節感が約1ヶ月ほどズレて感じるのです。

 

ちなみに二十四節気の四季では

春 2月・3月・4月

夏 5月・6月・7月

秋 8月・9月・10月

冬 11月・12月・1月

 

新暦の四季は

春 3月・4月・5月

夏 6月・7月・8月

秋 9月・10月・11月

冬 12月・1月・2月

となっています。

 

日本の四季に合う薬膳

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☆新暦「春」3月~5月

香りと苦味の「芽吹きもの」

セリやシソの香りは気を下げる、気を流す効果があります。

苦味のある春に旬を迎える食材といえば、ふきのとうやウド、フキやたけのこなどがあります。

 

3月

まだ寒いが新陳代謝は活発になってくる頃。気忙しい季節。

【行事】

卒業式・お墓参り・奈良のお水取り

【旬の食材】

新玉ねぎ・ふきのとう・ウド・ホタルイカ・いちご

【薬膳ポイント】

緑色のほろ苦い食材・酸味がおすすめ

青梗菜・ほうれん草・小松菜・

辛子酢味噌・柑橘ソース・甘酢和えなど。

 

4月

気分上がりウキウキわくわく。けれど頭痛やめまいになる人増加。

【行事】

入学式・新年度・お花見

【旬の食材】

たけのこ・キャベツ・桜えび・アスパラガス

【薬膳ポイント】

葛料理・ミント(去風食材)を使う。

環境の変化から精神が落ちたり、うつ症状やフラフラがしたりするのを防いでくれます。

 

5月

メンタル落ち込みやすい。梅雨に向けて徐々に切り替えていく。

【行事】

菖蒲湯・京都葵祭・母の日・田植え時期

【旬の食材】

さやえんどう・そら豆・レタス・夏カツオ・真アジ

【薬膳ポイント】

花喰いの5月。

食べられるお花(菊・桜・ツツジ・バラなど)を使った花薬膳。

さやに入った豆(さやいんげんやスナップエンドウなど)が良い時期。

 

 

 

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☆新暦「夏」6月~8月

「果菜」の季節

水分を多く含んだ「ぶらさがりもの

きゅうり・ナス・冬瓜・ズッキーニなど。

 

6月

日本は湿度の国。身体にも湿気対策が大切。

【行事】

京都貴船祭・父の日・鮎釣り解禁

【旬の食材】

新生姜・赤紫蘇・青梅・さくらんぼ・びわ

【薬膳ポイント】

海藻で湿取り。

ハトムギ・豆類・イモ類も。

 

7月

暑さが増してくるので気を強める

【行事】

七夕・祇園祭・那智の火祭り

【旬の食材】

ナス・とまと・オクラ・うなぎ・スイカ・桃

【薬膳ポイント】

長くてヌルヌルしたもの(うなぎ・穴子)で滋養強壮!

胃腸を弱める氷入りドリンクを控える。

夏の胃痛にはトマト。

 

8月

暑さが盛りを迎えるときには新しいことを始めないほうがよい。

この時期は身体を休めることも必要

【行事】

お盆・夏休み・ねぶた祭り・阿波おどり

【旬の食材】

とうもろこし・冬瓜・太刀魚・ぶどう・いちじく

【薬膳ポイント】

暑い時期だが冷たい飲みものを飲みすぎない。

体内の熱は食材で熱を取る。(冬瓜・柿・トマト・きゅうりなど。)

 

 

 

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☆新暦「秋」9月~11月

種・実・根

種→ごま・くるみ・松の実

根→さつまいも・大根・山芋・れんこんなど

冬に備えだす季節。

 

9月

まだまだ暑いが、身体は乾きだす

【行事】

お月見・稲刈り・岸和田だんじり・お彼岸

【旬の食材】

秋刀魚・さつまいも・梨・舞茸・シイタケ

【薬膳ポイント】

白くて辛くないもの(豆乳・里芋・梨)で乾きの予防をはじめる。

 

10月

空気は乾いてくるが比較的過ごしやすい時期

【行事】

伊勢神宮神嘗祭・京都医時代祭・運動会など

【旬の食材】

れんこん・秋鮭・銀杏・しめじ・栗・落花生

【薬膳ポイント】

きのこ類を食べる。

 

11月

気温も体温も下がりだす。

【行事】

七五三・紅葉狩り

【旬の食材】

かぶ・牡蠣・柿・りんご・金目鯛・ししゃも

【薬膳ポイント】

白くて辛いもの(大根・かぶ・生姜・にんにく・たまねぎ)などで

体内から温める。

 

 

 

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☆新暦「冬」12月~2月

味の深まった根菜・甘みを増した葉野菜

人間も哺乳類。冬眠の季節になる。

人間の冬眠とは睡眠時間を増やすこと。

この時期は少し早く寝ることを心がけ体調を崩さないようにする。

 

12月

身体も気持ちも疲れやすい季節

【行事】

忘年会・クリスマス・冬至の柚子風呂・大晦日

【旬の食材】

白菜・大根・ねぎ・柚子・みかん・まぐろ・カニ

【薬膳ポイント】

暴飲暴食がちになる季節。

冬の胃薬は大根

 

1月

寒さがどんどん増す。免疫力強化する

【行事】

お正月・十日戎

【旬の食材】

春の七草・小松菜・ぶり・たら・甘エビ・くわい

【薬膳ポイント】

年末年始の疲れ・虚弱体質改善には、根菜たっぷり味噌汁やかす汁

 

2月

そろそろ花粉症対策。

【行事】

豆まき・恵方巻き・雪まつり

【旬の食材】

春菊・菜の花・ほうれん草・はまぐり・ワカサギ・いよかん・ぽんかん

【薬膳ポイント】

紫蘇(大葉)や白ネギでアレルギー対策。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

日本には四季があります。

その四季は中国とは少し違い、ズレがあります。

薬膳を学ぶ上で中国からのものを丸のままとりいれるのではなく、少し日本流にアレンジして考えることで日本人により合う薬膳になると思います。

 

日本の四季ごとに旬を迎える食材は素晴らしくできていて、その季節に起こりやすい不調を予防・改善してくれます。 

夏野菜は体内の熱をとってくれるし、冬野菜は身体を温めてくれます。

 

年中どんな野菜でも簡単に手に入る世の中になったからこそ、もう一度「旬」を感じて毎日の食べるもので身体の調子を整えませんか?