「コウノドリ」という漫画は作者の鈴ノ木ユウさんが実際に奥さんの出産に立ち会ったからできた作品だそうです。
今日もコウノドリ4~6を読んでの感想と実体験について書きたいと思います。
- 作者: 鈴ノ木ユウ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/03/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
『立ち会い出産』
初めての出産のとき、うちの主人は立ち会いたくないと言っていました。
男性の方は多いのだろうと思いますが『血がニガテ』『できることないし』『妻のひどい顔をみたくない』との理由でした。
私も傍にいてほしい気持ちはありましたが、無理強いすることもなく立ち会わない予定でした。
それが、出産当日。
10数時間の陣痛に耐えいよいよ出産!となった時に
『あなた、旦那さんね!入って!入って!』
と、強制入場(笑)
分娩台で必死の私もびっくりですwww
とりあえず横に立たされる主人。
『手を握ってあげて!』『声かけてあげて!』と言われるがままにあたふた。
しどろもどろ状態の主人でしたが、分娩が進むにつれて主人のテンションも上昇!
長女が産まれた瞬間は、誰よりも、私よりも先に大号泣!!
感動で、泣きじゃくってました(笑)
いやいや、あなたにそんな泣かれたら、私泣けんし。。。
そして、2人目以降は自ら立会を希望するほどに。
出産に立ち会うと『人生変わる』のは本当だと思います。
男性のみなさま、ぜひ、奥さんの出産に立ち会ってください。
初めての出産は不安で怖いです。
そんなときに旦那さんが隣にいてくれるだけで、とても心強くなれます。
もちろん、痛いのは女だし、がんばるのは女。
でも「一緒に産みたい」のです。
感動をわかちあいたいです。
『幸帽児』
ちなみに私の出産、3人ともこれでした。
通常「被膜児」と呼ばれています。
破水せずに卵膜をかぶったまま出てくる子供。
ふつうはお腹の中ではみんな羊膜に包まれていて、でも産道を通るときに破れて破水するもんなんです。
羊膜を被ったままだと、赤ちゃんが呼吸できないので危険も伴います。
私はよほど羊膜が頑丈なのか(笑)自然には破れず3人とも、頭が見えた時には被ったまんま。風船のようなつるんとした状態が見えたそうです。
助産師さんが羊膜を破いてくれ、そこから破水→出産、となりました。
幸帽児=「幸せな帽子をかぶって産まれた子」
「福の皮」が付いて産まれたとも言われているそうです。
動物の出産を見ると、膜に包まれて産まれていてお母さんが舐めてますよね。
ほんと、あんな感じらしい。
人間も動物なんだなぁ思いました。
『風疹』
風疹は子供がかかる病気だと思っていませんか?
実は患者の8割は20代から40代(特に男性!)なんだそうです。
理由はワクチンを打っていない空白の期間があるから。
☆昭和37年4月2日から昭和54年4月1日うまれの男性は厳重注意!
(集団予防接種だったが対象は女子のみだった)
☆昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれは男女とも注意!
(集団ではなく個別接種になったから接種していない可能性がある)
☆昭和62年10月2日から平成4月1日生まれは男女とも要確認!
(個別接種だったが1回きりの人が多くで抗体が不十分な人も多い)
妊娠を希望している女性は2回目の予防接種を受けてください!
「先天性風疹症候群」
妊娠20週までの女性が風疹に感染すると、お腹のあかちゃんの目が見えなかったり、耳が聞こえなかったり、心臓に疾患を持って生まれる可能性があります。
その確率は妊娠7週でかかってしまった場合は80パーセントなんだとか。
さらに怖いのは自覚症状がないまま、人に移してしまっていることがあること。
自分が風疹だと思わず人と接しているうちに移してしまっていることもあるのです。
そして、妊婦さんもだれから移されたのかもわからないままお腹の赤ちゃんは障害を持ってしまう
7週だったらまだ妊娠していると気がついてない人もいるかもしれない。
気づかぬまま移され、妊娠に気づいた時には風疹になってしまっていた。。。なんて悔しい。悲しい。
防げたはずなのに。
本当なら、対象の日本国民全員がもう一度接種してほしいくらい!
そうしたら、ならなくていい病気をもって生まれてくる赤ちゃんも減るのに。
良ければこれもご覧ください。
コウノドリは本当に勉強になる。
出産を経験し女性目線の私が読んでもためになる。
もっと早く知っておきたかったこと、もっとたくさんの人に知ってほしかったことがある。
主人も読んで『知っていたらこうしたのに』と思うことあったらしい。
だから、ほんと「今から」の人にたくさん読んでほしい。
妊娠・出産は奇跡なんだと知ってほしい。
7巻は涙なしでは読めなかった。
早産の、未熟児についてのことだった。
いろいろ思うことが多すぎて、整理つかず感想や伝えたいことを頭の中でまとめることができていない。
また改めて書きたいと思います。
読んでほしいこと。妊娠、出産は奇跡です。 - sachiko’s blog