「便所」の由来
昔の人ってトイレのことを「便所」と言いました。
なぜでしょう?
便をする所だから(笑)
いや、確かにそうなのですが、病院などが整備されていなかった時代、検診などない時代に自分の身体の異変を知るところだったと言われています。
そう。
身体からの「お便り所」だったのです。
便を見れば身体の中のことが分かるのです。
便秘はなぜ悪い?
便秘は身体に悪いと言いますよね。
ではなぜ便秘がいけないのでしょうか。
想像してみてください。
便とは食べ物のカス。
生ゴミだと思ってください。
人の体内の温度は平均して36度前後。
気温36度と言えば真夏日です。
そんな真夏日に生ゴミを放置するとどうなりますか?
腐敗が進み異臭を放ち毒素が発生しドロドロになって…
想像もしたくないですよね?
そんな状態が体内で起こっていたら?
そりゃ、肌荒れにもなるし、膨張感から腹痛や腰痛にもなる。
ガスが発生し体臭や口臭がキツくなる。
毒素が血液に吸収されると全身に巡ってしまうので、頭痛、肩凝りの原因にもなる。
そして悪玉菌が増えることで癌になりやすくなるんです。
悪玉菌ってなぁに?
この悪玉菌ってじゃあ何でしょう?
人の腸内には約100種類、100兆個以上の腸内細菌がいます。
この腸内細菌には
良い働きをする…善玉菌
悪い働きをする…悪玉菌
そして、どっちつかずな日和見菌ってのがいます。
この優柔不断な日和見菌は善玉菌が多ければ善玉菌の味方をし、悪玉菌が多くなれば悪玉菌の味方をする調子のいいヤツなんです。
だから善玉菌を増やして、日和見菌を善玉菌の味方になるようにして、腸内のバランスを保ちましょうと言われているのです。
出しかたも大切。
便秘は危険。
でも便の出し方も大切だと思います。
便秘だからと言って安易に便秘薬を毎回飲んで強制的に排泄している人がいます。
でも想像してください。
足が弱ってきたからと言って、歩くことをやめ、車ばかり乗ったり寝てばかりの生活をしていたら、足はどうなりますか?
さらに弱る一方ですよね。
人の腸にはぜん動運動と言う便を体外に押し出し排泄する為の動きがあります。
でも薬で無理矢理出していると、この動きは弱まるばかりです。
なので、出来るだけ食生活での改善が一番!
食物繊維を摂り、水分もしっかり飲む。
腸内環境を改善してくれる乳酸菌は、「生きたまま腸まで届く」ものを摂り、適度な運動で出す力をつける。
あとは良い睡眠、ストレスを溜めない、規則正しい生活を…ってことですね。
便秘はアカン!
それはなんとなく知ってはいるけど、なぜいけないのか。
それを分かった上で、1日1回ちゃんと出る生活を目指したいですね。
元ヤクルトレディの便秘豆知識でした☆