我が家の庭のどんぐりの木に、なんだかよくわからない塊があった。
はじめは蜂が巣を作っているのかと思った。
次は何かのサナギかと思った。
でもどうやらこれは「かまきりの卵」らしい。
うちの子供たちは虫が好き!
男の子って虫好き多いと思うけど、うちは2人の娘も好き。
小さい頃はよく、プリンカップいっぱいにありんこ集めていた。
またある日は
「ままにプレゼント♫」と子供が小さな手を差し出すので何かと思って受け取ったら大量のダンゴ虫だったりwww
小学生になると休み時間に見つけたバッタをそっと筆箱に中に入れて持って帰ってきたりもあった。
そんな子供たちなのでこの塊がかまきりの卵だとわかると、とても喜んで孵化を待つことに。
塊を落とさないよう枝を切って、虫かごの中へ。
毎日毎日様子を見ていて、や~っと小さな動くものが生まれているのを発見!!
生まれたてって緑色じゃないんやね。
ってかどんだけ生まれるん?!
続々と出てくるちびっこかまきり。
調べると数百匹くらい出てくるの?!
すご~い!!
生まれたてのちいさなちいさな赤ちゃん。
なのに、ちゃんとかまきりやねん!!
めっちゃかわいい!!
しっかりした鎌を持っていて、威嚇してくるの!
1センチほどのち~っちゃさのくせに!
いっちょまえやなぁ!!
どんどん出てくるちびっこかまきりの大行進。
このうちのどれだけが生き残れるんだろうね。
弱肉強食の世界。
かまきりって生きている虫しか食べないらしい。
こんな小さいちびかまきりだけど、コバエとかを捕まえて食べるんやって。
すごいね。
親がそばにいるわけでもなく、親に教えられるわけでもないけどちゃんと生きる術を知っている。
どれだけが生き残れるのかはわからないけれど、しっかり頑張れ!!と言ってもとの木に放しました。
うちの子供たちも丁寧に逃がしていってた。
なかなか見ることのできない経験できたね。
親が虫嫌いだと子供も虫が苦手なことが多い。
子供が捕まえてきても毛嫌いして、触ることも見ることすらイヤ!って話をよく聞く。
早くどっかやって~!!ってね。
だって、親や教師からの苦情でジャポニカの学習帳から昆虫の表紙が消えちゃうくらいなんやもんね。
それはそれで否定はしないけど、
虫を嫌いだと見ることのできなかったかまきりのこ~んな小さな姿。
とてもかわいいんだけどなぁ。
虫もお花も自然なままの姿で生きている。
その姿は、とてもおもしろい世界だと思う。
花に似せた姿の虫がいたり、枝に似せた虫がいたり。
色んな姿の色んな生き物がいる。
子供たちにはキライだからって否定して排他するのではなく、その姿、その生き方も受け入れ、いろんな世界があることを知ってほしいな。
私も今回初めて見ることができて良かったです☆(*^_^*)