子どもから学ぶこと
「子育て」って子どもを育てることを言うのですが、子どもから親が学ぶことも本当にたくさんあります。
昨夜もそうでした。
息子は今、習い事の剣道を続けるかやめるかで悩んでいます。
いや、本音を言えばやめたいのでしょうけどもう少しがんばろう!と引きとめている状態です。
(詳しくはこちらを読んでね☆)
今、私の仕事はクリスマス商戦でめちゃくちゃ忙しい!
一年で一番の書き入れ時なんです。
今週がピーク。
フラッフラなんです。
そして、昨日の夜です。
いつものように剣道の準備をする息子。
18時半からの稽古で冬のこの時期この時間はもう真っ暗なので必ず私が一緒について行きます。
でも昨日はしんどかったんだ。
倒れそうなくらい働いてきて、家について椅子に座った瞬間動けなくなった。
もちろんそれは私の言い訳でしかない。
親子で交換ノート
私は息子と「交換ノート」をしています。
これは長女ともしています。
反抗期。
子どもは親に対して必要以上に反発したり、本音と違うことを言ったりします。
素直になれない時期です。
そんな面と向かってはなかなか言いにくいことをこの「交換ノート」ではなんでも伝え合おうね!と言って書いています。
左のページには息子からの言葉。
右のページに息子に対する私の言葉。
そうやって、母と息子なれど言いにくい言葉を伝え合うようにしてきました。
そのノートに昨日書かれていたこと。
ままへ
本当に大切な話をします。
ぼくさ前 けんどうやめたいっていったやん。
でもぜったいやくにたつからつづけたら?っていったやん。
でもさ本当はまだやめたいと思ってる。
やめたいと思いながらけんどうやってもぜんぜん楽しくないねん。
ぼくがつづけるにはどこか楽しいところを見つけないとあかん。
やけどぜんぜん見つからへん。
逆に悪いところばっかみつかっちゃう。
本当にもうべつにしょうらいやくにたたへんくていいからやめたい。
ママが中学生までつづけたらっていうんやったらつづける。
だけど、それやったらママがぼくのやるきなくなるようなことはしんといてほしい。
たとえば今日みたいな。
ママもお仕事でつかれてんのはわかってる。けどがんばってほしい。
がんばって。
ぼくもがんばるから。
さいきんはんこうしてごめんなさい。
(原文のままです。ひらがなばかりなのは知らないふりしてください)
泣きそうになった。
息子は今、めちゃくちゃ悩んでいて、それでも自分を奮い立たせて頑張ろうとしているのに私はなんなんだ。
仕事で疲れているからといって、息子を一人で行かせてしまった。
母親がしっかりしないといけないときに、怠けてしまった。
ごめんなさい。
ほんまに良くなかった。
息子の言う通りです。
息子は「もう将来役に立たなくてもいいからやめたい」のが本音。
でも、せめて中学生までせめて初段までは…って私が引き止めている。
息子にとって「将来」なんてわからないことで、「今」 が一番。
でも私は大人になったからこそわかる目線で「将来のため」今がんばろうって励ましているのに。
そんな私が足を引っ張るようなことをしてしまった。
息子のやる気を奪うようなことをしてしまった。
ほんまに反省です。
剣道の稽古が終わるなり息子に走り寄って謝ってきました。
頭下げてごめんなさい!って。
息子は少し照れて
「えー?何が〜?」
なんてイジワルなふりをしてごまかした。
今日一緒に行かなくてごめんなさい!
ってもう一度頭下げた。
息子は
「ぼくがんばるから一緒にがんばってください」
って言ってくれた。
また泣けた。
なんだか息子が凄くオトナに思えた。
やんちゃで落ち着きがなくしょうもないことばかりしてはいちいち怒られていた息子が…
子育てってほんと悩むし迷うけど、子どもと一緒に親も成長していけたらいいなぁと思う。
子どもをしっかり育てなきゃ!って思っていたけれど、子どもに教えられることもたくさんある。
いつの間にかしっかりしていた息子にそう思いました。