息子のそんな一言からその探検は始まった。
子どもとお出かけどこに行こう?
春休み。
妹家族と休みを合わせてどこかへお出かけしようって話になった。
妹のところは男の子2人。新6年生と4年生。
せっかくだから今のこの年齢でしかできないことしたいと思った。
どこに行こうか?
何しようか?
そんな話をしているとき息子の一言で決まった。
関西に洞窟なんてあるの?!
調べてみるといくつか候補が出てきた。
「関西 洞窟」や「鍾乳洞」「探検」などこんな単語で調べたの初めてでおもしろい!
あるもんなんやね!
知らんかっただけなんやぁ。
洞窟なんて探検なんて確かにいまのこの年齢しか一緒に出来ない。
小さいと危ないし、大きくなると一緒に行動しなくなるしね。
よしっ!決定!
河内の風穴とは?
滋賀県多賀町河内にある鍾乳洞である。
「かわちのふうけつ」の名で滋賀県指定天然記念物に指定されている。
近畿圏随一の規模で長さ10020m、総面積1544㎡とされている。
観光用は第一層と二層のみ電灯や梯子が設置されている。
その昔、どこに繋がるは謎に思った人が洞窟の中で犬を放したところ伊勢の国(現三重県)から出てきたとの言い伝えもあるんだとか。
河内風穴 | 滋賀県観光情報[公式観光サイト]滋賀・びわ湖のすべてがわかる!河内風穴。実際行ってきました!
有名な多賀大社の近くを通り、かなり山のほうへ入っていきます。
山道は舗装されているところと、されていないところがあり細い道もところどころあり対向車が来ないことを祈りながら車を走らせました。
山の谷間の川沿いの道。
「落石注意」の看板。
道沿いにはゴロゴロした大きめの石。
落ちてきたんかな…
めっちゃ怖いやん。。。
一本道のたどり着いた先はこの看板のある駐車場。
小雨降る平日、誰一人として対向車も後続車もなく駐車場も無人。
開いてるんかな?入れるんかな?と心配しましたが、ちゃんと受付に人いてくれてました。
入場料は大人500円子ども300円。
受付の横でトイレを済ませておきます。(洞窟内はトイレありません)
洞窟!洞窟!!ってテンション高めの子どもたち。
でもまだ洞窟らしきものは見えません。
ここから少し歩くのです。
鬱蒼とした木々。
傘をさすか迷う程度の細い雨。
蒸れた空気を感じます。
日常ではあまり見ることのない大きな木。
それだけで興奮状態の都会?大阪育ちの子どもたち。
剥き出しの川。
まだまだ山道は続きます。
ここから急勾配。
石の階段を一段一段のぼります。
段差もバラバラやし、石もゴロゴロ。
苔で滑りやすかったり、葉っぱでヌメっていたり。
これが自然や。
整えられていないことが子どもたちの学びとなる。
上〜のほうに手を振る子どもたち。
見えるかな?
あんなところまで登るん?Σ(●ꉺ▱ꉺ●)
登りきったところ。
まさかの行き止まり?!かと思ったらここが入り口のようです。
岩に開いた穴は1mほど。
身をかがめ滑らないように足元も頭上も気にしながら入ります。
入り口は狭いけれど中は拓けていてビックリ。
照明もついてます。
一応観光地なのですが、だーれもいません。
春休みのはずですが人っ子ひとりいませんでした。
中は広〜い空間が広がってる。
石ばかりで少し外気より低めの気温。
だけどここまで軽くハイキングしてきたので涼しくてちょうど良い。
何か出てきそうな雰囲気。
岩の割れ目からポタリと雨粒が滲みて落ちる。
奥に違う色の照明が見える。
まだ奥に続いているようだ。
奥は狭い狭い空間。
雨が流れ込むのか水溜まりも出来ていてさらに滑りやすい。
中腰のままの移動。
暗く狭いところのほうがワクワクするのか子どもたちのテンションは上がりまくり。
上がるテンションに親はヒヤヒヤ。
ほんま走らんといて。こけて頭でも打ったら大変やで。
上に続く不安定な梯子発見。
ガタガタでグラグラ。
これ登るん?
ほんまに?
めっちゃ怖いんやけど…
しっとり濡れた冷ややかな風の吹くそこは、たいして何も無いのだけど違う空気を感じた。
この梯子下りる方がもっと怖い。
高いところに登りたがる子どもたち。
かと思えば下の方にもぐりたがる子どもたち。
なんにもない場所でもめちゃくちゃ楽しんでる。
子どもってほんまどこでも楽しむ天才やと思うわ。
陽の光なんて全くない薄暗い洞窟。
なのに1ヶ所にだけ草が生えてる!
見たい!
ちょっと上の方で危なげだけど見に登りました。
岩や石がゴロゴロしている洞窟なのにここにだけ土があった。
そして苔が生えて草が揺れてた。
洞窟の中の緑。
なんだか神秘的。
どれくらいの時間を洞窟で楽しんだだろう。
ほんと誰も居なくて貸切り洞窟だったのでのーんびり満喫してました。
帰りはまた通ってきた道を戻ります。
下りの階段のほうが怖いね。
ゆっくりゆっくり。