離婚したあとの姓をどうするかは、結婚したときに姓を変えた人にとっては大きな問題だそうです。
あとあと変更するのはとても大変なので、離婚前にどうするか決めておいた方が良いと思います。
離婚後は旧姓に戻る女性が大半
離婚前いろいろ相談して聞いた話だと、やはり旧姓に戻る女性のほうが多いそうです。
その理由は
・元夫の姓を名乗り続けるなんてイヤ!
まぁ、そりゃそうですよね。
結婚するときは「これからは彼の姓になります♡」なんて思っていても、別れたら「絶対イヤ!」「顔も見たくない!」になってしまうもんです。
私はもともと結婚時に「彼の姓♡」なんてあまりこだわりはなくて、夫婦別姓でもいいやんと思っていた方なのでどちらでも良かったのですが夫の姓になりました。
そして離婚したあとは…
元夫の姓のまま名乗ってます。
理由はどちらでも良かったから。
私の場合、旧姓期間18年間で、夫の姓になって17年間を過ごしてきたんですよね。
もう、どちらも「自分」な感じなんです。
逆に今さら旧姓に戻るほうが、なんだか違和感があるような。
今の名前(元夫の姓)で呼ばれることに慣れてしまっているのです。
これが珍しい姓ならまた違うのでしょう。
私の名前はとてもありきたり。
sachikoは本名で「幸子」
名字もいたって普通。
例えば、日本でよくある姓で一例とすると、
山田幸子が結婚して田中幸子になったくらい普通なんです。
これが綾小路さんとか、神宮寺さんとかお洒落な姓なら旧姓に戻りたい!とかなるのでしょうけど、どちらもフツーすぎて本当にどちらでも良かったんです(・_・;
親の離婚、子どもの姓はどうなる?
子どもは変わりません。
たとえ両親が離婚をしても、子どもはもとの戸籍つまり元夫の戸籍に入ったままなんです。
親権者が母親になっても、母親が旧姓に戻ったとしても、手続きをしないと子どもの姓は変わらないんです。
(手続きについてはまた改めて書きますね。)
うちの子に、今のままの姓が良いか私の旧姓が良いか聞きました。
すると3人とも「今のままが良い」と。
まぁ当然ですよね。
産まれた時からその姓なんですもん。
その姓と名で育ってきたのですからそのままが良いと思います。
なので離婚しても私も子どもたちもそのままの姓を名乗ることにしました。
それぞれメリット、デメリットもあります。
元夫の姓のままのメリット
・名前変更仕事をそのまま続けられます。
仕事先やお客様にも面倒な説明はいりません。
・子どもも友達にわざわざ説明しなくても済みます。
幼い子どもは姓が変わると冷やかされたり茶化されたりが今の時代でも多少あるようです。
元夫の姓のままのデメリット
・なんとなくスッキリ切れた感じがしない。
・元夫だけでなくその実家とも完全には切れない感じは否めない。
旧姓に戻るメリット
・まぁ、気分新たに再スタート!といったところでしょうか。
心機一転やりなおそう♫と思えるかもしれません。
旧姓に戻るデメリット
・周囲に離婚を言いたくなくても、姓が変わるとわかってしまいます。
仕事関係も、子どもの学校関係も言わずともわかってしまいます。
・手続きが大変!
あとは何と言っても手続きが大変です!
口座に印鑑にクレジットカード、保険もいろんな契約の名前を全部変更しなきゃいけません。
・子どもの姓名判断が変わる
悩んでつけた子どもの名前。
姓とのバランスも考えたけど、変わってしまいます。
離婚後は直前の姓しか戻れない?!
そうそう!
今回のことで初めて知ったのですが、離婚後も元夫の姓を名乗り、その後違う人と再婚して離婚してもその時は直前の姓にしか戻れないんですね。
『離婚の際に称していた氏を称する届 (戸籍法第77条の2の届)』を出したらもう戻ることができないそうです。
ん~。
分かりにくいですね。
A田さんがB山さんと結婚して離婚しましたがB山の姓のままを選択しました。
その後C村さんと再婚しましたがまた離婚しました。
その時はC村のままか、B山にしか戻れないんです。
生まれた時の姓、A田には戻ることができないんですって。
これは知らなかったです。
これも踏まえて、離婚時は旧姓に戻るかどうかをよく考えたほうが良いですね。