人生楽しんだもん勝ち♫

キャラ弁・スイーツ・和柄雑貨作りに、ボディメイクも加わりました。、、、気ままな幸せTime♡

子どもの行動は予想外!私の経験談。

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それは長女の6歳の誕生日の少し前のことでした。
6歳と言うと小学校に上がる前で、ランドセルを買って入学準備をしたり、乳歯が抜けて生え変わったり、卒園に向けて小さかった子どもの成長を感じる頃です。

うちの長女も弟・妹が生まれとてもしっかりしてきたと感じていました。

 

その日は長女の誕生日のお祝いで義両親が晩御飯に食べに連れて行ってくれていました。
美味しいお肉をお腹いっぱい食べて、さぁ帰ろうという時に事件は起きました。



 

子どもというのは長い棒が大好きです。
横の棒を見つけたらサルのようにぶら下がり、縦の棒を見つけたらセミのようにつかまります。

長女は幼稚園でずっと練習していた鉄棒の前まわりができるようになったことが嬉しくて、きっと義両親にも見てほしかったのでしょう。

その日は誕生日のプレゼントも買ってもらい普段よりテンションも上がっていました。

私は当時3歳の息子の手を引き、1歳になる前の末っ子を抱いて駐車場に向かい歩いていました。
そのうしろを長女と義両親はゆっくり話しながら歩いてきていました。

 

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その駐車場の入り口にあった横の棒。
その鉄棒のような高さと太さのちょうど良い棒で長女は前まわりをしようとしていました。

「じぃちゃん、ばぁちゃん、みててね〜。いくよぉ!」

長女のあどけない声。
前を歩いていた私も何気なく振り返りました。

 

!!!!!!


ダメ!
待ってっ!!!!

 

その棒は鉄棒ではありません。
真ん中にももう一本細い棒があったのです。

 

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 (イメージです。実際の場所とは異なります)



!!!!!!

 

私の制止も間に合わず長女は得意げに思いきり前まわりを披露。
と同時に鈍い音が響いた。

一瞬の沈黙。
直後張り裂けるような長女の悲鳴と義母の叫び。

 

長女は真ん中の棒で顔面を強打。
顔を上げると口から大出血!
でもまぁ、口の中って大したことのない傷でも結構血が出るからなぁ。
なんて思って拭ってみたけれど止まらない。
血を拭くと見えたのはパックリ割れた歯茎。
上の前歯の歯茎がパックリと開いていました。
これは急いで病院行かねばっ!

 

ちょうどその現場のすぐ横がかかりつけの小児科。
子ども3人お世話になってて顔見知りだしよく知ってる。
まず、そこで応急処置をしてもらい何科に行けば良いのか聞いた。
市民病院の外科救急で診てもらうことになった。

 

泣き叫ぶ長女をなだめつつ急いで着いたのに、長女をみるなり「この怪我はここよりも、阪大の歯学部やなぁって。」ひと言。

だからちゃんと電話して症状言って聞いたのに~!!

 

またまたまわされ、今度は大阪大学歯学部付属病院へ。

救急で診てもらうと、上の前歯5本がグラグラ。

歯茎が裂け、宙ぶらりんに浮いているような状態。
レントゲンを撮ってもらうと、前2本は歯茎のすぐ下に大人の歯があるからそのままでもいいけれど、後の3本はまだ見えないから抜くわけにいかない。固定しといたほうがいいとのこと。

 

大泣きしながら麻酔して前歯5本を固定。
ボンドみたいなので歯と歯をくっつけた。
そして歯茎は8針縫いました。

私は長女を落ち着かせるため、処置の間ずっと付き添い手を握る。
縫合の際も診察室を出されることなく、「お母さんはお子さん動かないように押さえといてください」とのこと。
麻酔はされているけれど、怖がる長女。
そりゃそうだよね。

 

大丈夫だよ。
すぐ終わるからね。
声をかけながら長女を押さえる。


目の前で血だらけの口を開け、大きな太い針を(そう見えるだけなんだけど)歯茎に刺し、縫っていく。
あまりの生々しさに私がフラ~っっと眩みそうになる。
もう一時間は経つのにまだ止まらない出血。
開いた歯茎。
色が変わってきている傷口。
泣いてぐったりしてきている長女を前に私の血の気が引いていく。

ダメだ。
私がしっかりしなきゃ!
長女だって痛いのにじっと耐えて処置してもらってるんやから!と握った手をさらに強く握る。

 

縫合はすぐに終わった。
痛かったね。
よく頑張ったね!!


不幸中の幸い。
病院の先生に言われました。
今回まだ良かったのは、上の歯だったこと。
これが鼻だったら、骨が折れてもっと大変なことになってる。
もし下の歯だったらもう大人の歯になってるからもっと治療も困難になっていただろう。

今回は上の歯で、それも生え変わりの前だったから簡易な治療で済んだ。

本当に良かった。

 

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そのあとのお話。


阪大の歯科部で救急処置をしてもらった後は
かかりつけの近所の歯医者に通いました。

 

打ったのが乳歯だったのが本当にまだ良かったようで、これなら大丈夫!生え変わるから心配ないとここでも言ってもらえました。
良かったぁぁ!!

歯医者さんにも永久歯が折れたり抜けたりする子がたまに来るらしいですが本当に大変なようです。。。
治療も長くかかるし、困難極めるらしいです。

そして歯の専門である大阪大学歯学部付属病院が近くだったことも不幸中の幸いでした。


気になる費用。

救急外来の請求。

18900円きました。

そりゃ時間外やし、阪大の歯学部やし、高いとは思ってたけど。。。

恐ろしい…

保険がきいて3割負担でこの値段。
健康が一番!!
本当に痛感しました。

 

その後の生活。

しばらくは前歯を使うの禁止でした。

なにより食事が大変でした。

朝食の食パンも一口大のサイコロのように切り、幼稚園のお弁当のウインナーも輪切りにして、ミートボールも4等分に。
晩御飯も、細かく細かく切ってあげなければいけません。

固定されて、歯茎の傷がふさがるまでの辛抱でしたけどね。

 

子どもの治癒力は早いので10日から2週間ほどで前歯にも力が入れられるようになってきました。

そして、その数か月後には無事永久歯が押し出すように通常の生え変わりをしました。

固定しているので5本いっぺんにでしたけどねw

前の2本が押し出されはじめたころにはほかの3本の乳歯の下にも永久歯が見えていたのでもう抜いても大丈夫!とのことで5本一度に抜きました。

歯茎もいまでは傷がわからないくらいになっています。

 

 

まとめ

子どもって本当に何をするかわかりません。

長女も普段はそんな無茶なことをするタイプではないんです。

(息子や末っ子には手を焼きまくりましたけど・・・)

でも、テンションが上がったり楽しくなってきちゃうといつもとは違う行動をとったりすることもあります。

 

なんでそんなところで?

なんでこのタイミングで?

今までそんなことしたことないのに。

 

子どもを育てているとそんなことばかりです。

子どもが痛がる姿はとてもつらいので親が防げることは未然に防げるといいですね。

本当に大事に至らなくて良かったです。

みなさんも、気を付けてくださいね。