私が大切にしていること。
これからも大切にしたいこと。
それは家族そろっての食事の時間です。
成長とともに変わる食事タイム
子どもが小さい頃は、落ち着いて食事もできないときもありました。
左手でミルクを飲ませながら、右手で自分の食事をして…なんてこともありました。
子どもに食べさせることが大変で、自分は冷めたごはんをかき込むだけ…なんてこともありました。
子どもが座って食べるようになると、子どもと一緒に囲む食卓が危なっかしくなることもあります。
お鍋はできなくなるし、ホットプレートも危険。
焼き肉やお好み焼きは家ではあまりしなくなりました。
小学生くらいになるとそんな危なっかしさも減り、大人と同じものを食卓で食べられるようになります。
家族みんなで席に着き、なんてことのない会話をしながら同じものを食べる。
当たり前のようですがこれって、素敵なことなんですよね。
家族が揃わない食卓
子どもが高学年や中学生になってくると、習い事が増えます。
そうすると、みんなバラバラの予定になってしまうんです。
我が家でも月曜日は末っ子の陸上だから、帰りは20時半。
なので長女・息子には晩御飯は先に食べといてもらいます。
木曜日は息子の剣道。19時から21時までの稽古。
18時頃に軽く食べてから行くのでそれまでに息子の分だけ作り、ひとり食べてから行きます。
ほかにも長女の塾があったり、バイトがあったりする日は帰りが遅いので、揃っての食事ができません。
私の仕事が遅くまである日は朝のうちに晩御飯を作ってから出勤し、3人で食べといてもらう日もあります。
4人で揃って食事をするってことが、少なくなってきたように感じるんです。
だからこそ大切にしたいと思うんです。
家族そろっての食事の時間。
大皿で取り分ける楽しみ
我が家では野菜炒めや唐揚げなどは大皿にど~んと持って出します。
唐揚げを個数決めずにみんなで自由に大皿から取って食べると、最後の一個の唐揚げを誰が食べるかの話になったり、
野菜炒めのときは
「おねえちゃんがお肉ばっかり取る~」とか
「おにいちゃんお野菜全然食べてない~」
なんて声も聞こえます。
それがいいんです。
ワイワイ言いながら大皿から取り分けるのが好きなんです。
家族ならではって感じが好きなんです。
手巻き寿司や、ハンバーガーパーティも好きです。
みんながそれぞれに好きなものを好きに巻いて、重ねて食べる。
楽しそうで、嬉しそうで見ていて和みます。
食事時間を大切にしたい
「食事」は「人を良くする事」と書きます。
どこかで読んだ言葉です。
私はこの言葉が好きです。
食事の場面は育ち方や環境がよくわかります。
食べ方でマナーもわかります。
食の好みや、食べる順、スピードいろいろわかります。
食事を楽しくできる人とは仲良くなれる気がします。
一緒に食べていて、気持ちの良い人はなんだか好きです。
当たり前のようだけど、家族みんなで食事ができるって素晴らしいことなんですよね。
いずれ子どもたちもそれぞれ成長し、離れていきます。
そんなとき、きっと今のうるさいくらいに感じている食事の時間も懐かしく感じるんだと思います。
子どもが小さい時はゆっくり座って落ち着いて食事がしたいと思っていました。
熱いものを熱いうちに食べたいと思っていました。
焼肉でも鍋でも食べたいときに作りたいと思っていました。
でも本当に大切なのって食べる「環境」なのかな?って最近思うんです。
ゆっくり落ち着いた食事でもひとりだとなんだかさみしい。
熱々の美味しい焼肉を食べると、子どもたちにも食べさせてあげたいなと思ったり。
楽しくみんなで食べるとどんな料理でも美味しく感じます。
自分で作った唐揚げにも感動できますw
それを満足そうにたいらげてくれる姿にさらに喜びを感じます。
家族で囲む食卓。
みんなで食べる食事の時間。
大切にしたいと思います。