子どもに「お前」と言われました
昨日息子とケンカをしました。
中学二年になった息子とは最近ちょこちょこぶつかります。
きっかけは些細なことでした。
言ったことをやらないとか、なんでもやりっ放しの放ったらかしとか、ルールを守らないとかです。
その都度注意しているのですが、あまりに頻繁なので叱りました。
その時です。
息子に「お前もやん!」「お前に言われたくない!」と言われたのです。
私は息子の母親です。
親に対して「お前」は許せません。
思わず平手打ちしてしまいそうなのを必死で堪えました。
息子の言い分。
「親に向かってお前は許しません!」と私が叱ると、息子はなんで?と言いました。
息子にとって「お前」という言葉は普通のことで、友達とも言い合う言葉だそうです。
テレビでもケンカのシーンでは「お前なぁっ!」と言ってるやんと息子は言います。
友達との間柄でそれで通じあっているのならそれはそれでいいです。
テレビの世界は知らない。
よそはよそ、うちはうち。
私はイヤだから私のことを「お前」と呼ぶことは許さない、と言いました。
息子は不服そうです。
そんなことくらいで激昴する私がおかしいのでしょうか?
私の器が小さくて子供じみているのでしょうか?
私も親を「お前」と呼んだことがある
私も子どものころに親に反抗して「お前」と呼んでしまったことが一度だけあります。
その時は思いきり平手打ちされました。
そして家から追い出されました。
泣いて許しを乞い謝りました。
その後は言ったことはありません。
父が母を「お前」と呼ぶところも見たことはありません。
「お前」という言い方はやはりどこか見下している言葉だと思います。
子どもが親に向かって言っていいとは思えません。
「お前」の語源
お前は、「前」に接頭語の「御(お)」が付いた語。 +元々、お前は神仏や貴人の前を敬っていう語で、現在でも「みまえ(御前)」や「おんまえ(御前)」は、神仏の前をいう語として用いられている。 ... +江戸初期までは高い敬意をもって用いられたが、「貴様」と同じく次第に敬意の意味が薄れ、明治以降は同等や目下の者をさす語となった
とあります。(語源由来辞典より引用)
もともとは敬意をもって使われていた言葉だそうです。
が、そんなことはどうでもいいのです!
私は「お前」と言われたらイヤなのです。
同じくもともと敬意をもたれていた「貴様」や「ご苦労様」も今では目上の人に言うには良くない言葉ですよね。
目上の人に「貴様」や「お前」は使わないですね。
「お前」 と言われると馬鹿にされたように感じてしまうし、息子に言われるとどの立場でそんな言葉遣いしてるんだ?と思ってしまうのです。
我が家のルール
「お前」なんて言葉くらいどの家庭でも普通に使ってる
と息子は言います。
私は言われたらイヤだから言わないでほしい。
これが反抗期真っ最中の息子にはうまく伝わりません。
息子は私が思わず言い返せないくらい、正面から真っ当に意見を言います。
聞いていたら、息子の意見もその通りなのかも?と思ってしまうこともあります。
結果、
イヤなもんはイヤなの!
次に「お前」って言ったら夜ご飯無しだからね!
と強引に「我が家のルール」にしてしまいました。
<強硬手段です。
叱り方、間違ってますよね^_^;
今回は堪えました。
平手打ちしなかったし、蹴りも跳ばなかったり、追い出しもしませんでした。
もう私と身長の変わらない息子です。
いくら私が鍛えてるとはいえ、力では負けてしまうかもしれません。
うちには父親がいないので、こんな時の対処に少し悩んでしまいました。
女の子の反抗期とは違って、男の子はまた難しい。
みなさんは子どもに「お前」と言われて平気ですか?
また、親に向かって言うなという説明をどう伝えますか?
反抗期の男の子、どう対応したら良いのでしょうか?