いつもなら卒業式があるだけで、感謝なんてしてなかった。
でも今年は違います。
新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの流行のせいで、全国の小中高校が一斉休校となりました。
突然の発表でいろんなところで影響がでています。
我が家でも中学一年生の末っ子は休校。
部活も無し。
予定されていた合唱コンクールも、球技大会も吹奏楽部のコンサートも中止になりました。
高校一年生の息子も休校。
期末試験はなんとか終了。
しかしテストの返却は未定。
(5日に時差登校して返却されるそうです)
3月末の春休み中に通知表の配布と、荷物持ち帰り、新学年の教科書販売となるそうです。
そして高校三年生の長女。
卒業式の開催も危ぶまれていました。
ですが、いろんな制限はありましたがなんとか開催され、無事卒業することができました。
長女の学校の措置
・列席者は一家庭1人のみ
できるだけ人数を減らすため、一家庭1人だけの制限となりました。
両親揃って見届けたかったからじゃんけんして決めた…と言っていた家庭もありました。
(お父さんが来られてました)
・席は一つ空けて着席
隣合うと距離が近くなるため、ひとつ飛ばしで席に着きました。
なんとなくガランとした雰囲気になりましたが、前の人の頭が重ならないので見やすかったです。
・喚起のため窓全開
講堂の通気をよくするため、窓を開けての式典でした。
3月の大阪。
天気は晴れていましたが、まぁ寒かったです。
・時間短縮
ひとりひとり証書の授与は無くなりました。
担任が名前を読み上げ、その場で起立するだけでした。
・在校生は代表1人のみ
本来は二年生が送り出してくれる予定でしたが、それも無し。
代表の1人だけが来てくれ送辞を読んでくれていました。
・教職員も最低人数
本来学校の先生方が多く参列する予定でしたが、それも最低人数になってました。
3年生の担任と校長・教頭、受け付けの先生くらいだけ。
本当に限られた人数に絞られていました。
・職員来賓生徒保護者全員マスク着用
講堂に入る際、マスクをしていない人には配布されていました。
アルコールの除菌が受け付けに置かれ、消毒してから入りました。
生徒全員マスクしての入場。
校長も担任も、来賓の方々も、保護者席も全員がマスク。
なんとも言えない光景でした。
しかし、国歌斉唱のときにはマスク外すんですよね。
国歌は起立してマスク取って脱帽して歌うのです。
生徒たちは校歌や卒業の歌を歌う時にも外していました。
これは…大丈夫なのかな？
・保護者は校舎立ち入り禁止
卒業式後は本来なら保護者も教室に行って最後の担任の話を聞く予定でした。
最後のホームルーム。
しかし、保護者は外で待機でした。
教室にも入れず講堂からも出され、居場所のない保護者は下足室前で小一時間待たされました^_^;
いろいろ制限あったけど卒業式をしてもらえただけで感謝
いろいろ制限はありました。
もうちょっとなんとかしてーと思うところもありました。
でも、それでも、卒業式をしてくれたことに感謝しています。
この大変な中、先生方もどうすべきか悩まれたことと思います。
学年主任の最後の話では、
なにもせず巣立たせるわけにいかない。
なんとか卒業式だけはしてあげたかった。
これが高校最後のしてあげられること。
しっかり送り出してあげたかった。
と、涙ながらに話されていました。
先生たちも悔しいんだ。
ほんとはもっとちゃんとした式にして、送り出してあげたかったんだと、熱い気持ちが伝わってきました。
通常なら卒業式があっただけで感謝なんてしてないでしょう。
卒業式はあって当然。
話が長いとか、待ち時間が長いとか愚痴っていたかもしれません。
でもこんな中で卒業式をしてくれただけで有難かったです。
最後にクラスのみんなと会えた。
先生に感謝を伝えられた。
学校に別れを言えた。
高校を卒業したらみんなバラバラの進路です。
進学する子もいたら留学する子もいるし就職する子もいる。
大きな分かれ道です。
学校に行けば毎日会えてた。
そんな学生生活が終わる。
きちんと区切りがつけられたことに感謝しています。
長女へ
高校卒業おめでとう！
どんな高校生活でしたか？
勉強嫌いで進路悩んでた中学3年生のときが懐かしいですね。
高校に入学前からスマホの中だけで繋がる今の時代に少し不安を感じました。
パティシエになりたいと私立高校を志望し、その腕はどんどん上達しましたね！
パティシエ科の代表として学校のパンフレットに載るくらいパティシエの授業は楽しんでいましたね。
母としては高校生になったあなたにいろんな心配もありました。
でも毎日楽しそうに学校に行っていること。
友達を遊んでいること。
バイトに励んでいること。
なんだかんだ言っても楽しそうなので嬉しく思っていました。
春からは専門学生ですね。
進路に関しても自分で調べ、自分で決めたあなた。
オープンスクールにいくつも通い見比べて、学校推薦をもらって早々に進学先を決めてきて、正直驚きました。
こんなに行動できる子になったなんて。
高校生活の3年間で成長したのですね。
誇らしいです。
専門学校では今までとは違う新しい刺激がたくさんあることでしょう。
目一杯楽しんでください！
やりたいことにどんどんチャレンジしてください。
母はいつでも応援しています！
おめでとう！！
