今週のお題「私がブログを始めたきっかけ」
このお題が出されたことで改めて考えてみた。
なぜ、私はブログを書いているのだろう?
きっかけは日記の宿題
遡ること20数年前…
そぅ。
小学生の頃にまで戻ります。
勉強は嫌いではなかったけれど、特に好きでもない。
どれかが飛び抜けて出来るわけでもなく、無難で、目立たない、どこにでもいる、普通の子だった私。
そんな私が唯一先生に褒められた記憶があるのは「日記」の宿題。
当時金曜日の宿題には必ず日記が出ていた。
土日の様子を日記に書いて月曜日提出する。
そんな宿題で担任の先生からのコメントに
「とても面白くまとめられていて、読んでいて楽しかった。感情が伝わってきた」
と感想が書いてあった。
どんな内容を書いたのか覚えてない。
でも、その嬉しかった記憶だけは今でも色濃く覚えている。
中学生になり「日記の宿題」はもう出なくなった。
でもこの頃から私の日記生活が始まっている。
中学生。
子供と大人の間のような難しい年頃。
きっと私も例外ではなかった。
誰かと揉めることがニガテで、意見を言うくらいなら我慢して飲み込もう。そんなタイプだった。
親とも先生とも友達とも関わりたくない。
人間が面倒くさい。
常にイライラしていたそんな時期。
誰かに言って言葉を返されるのも面倒で、自ら関わりを断ち自分の中に籠る日々。
そんな日々の中で自分の感情を吐き出していたのが「日記」だった。
B5の大学ノートに書き殴られている当時の私の苛立ちや葛藤。
今見返すと恥ずかしくもあり懐かしい。
この「日記」という吐き出し口があったから、私は自分で自分を客観視したり、感情を整理したり、落ち着いて冷静になれたりしたんだと思う。
高校時代の日記には色恋沙汰ばかりが書いてある。
「クラスの◯◯君と一緒に帰った❤︎」とか
「バイト先の△先輩に誘われた〜」とか…
そりゃもう小っ恥ずかしい(笑)
気持ちの吐き出し口というところでは変わらず、その日1日の出来事を始め、そのときの気持ちや想いが細々と綴られている。
それは高校卒業後もそうで、毎日欠かすことなく埋められている。
18歳で婚約、19歳で結婚、20歳で妊娠。
21歳で出産してからは内容は完全に「育児日記」となっていた。
初めての育児に葛藤する様子。
可愛いはずの子供が思い通りにならず一緒になって泣きじゃくりながら書いていただろう、文字の滲んだページ。
書いている途中子供が寄ってきたんだろうね、握られてクシャクシャになっているページ。
お絵かきしていると思ったのか、子供がラクガキしているページもある。
どれも大切な思い出。
ブログのおもしろさを知る
8年前から吐き出し口が「大学ノート」から「パソコン」に変わった。
mixiというところで書くことを薦められたからだ。
ノートのような手書きでアナログではなく、パソコン。
コンピューター。
ニガテな分野。
でも、良いと薦められ興味のあるのもはとりあえず試してみたいので始めてみることに。
ノートではないので、文字の目に見える浮き沈みや、子供たちによる可愛らしいラクガキもない。
でも、ここには見えない繋がりがあることを知った。
私が書いた日記にコメントがくる。
反応が返ってくる。
これは新しい面白さだった。
コミュニティなどで同じ悩みや趣味を持つ人と交流が持てることも楽しかった。
26歳で3人の子供の母であった私は、リアルの同級生やご近所さんではなかなか友達ができず相談出来る人もなく、悩みを吐き出すだけで解決にはなかなかならない日々だったので、コメントが返ってくること、コミュニティで相談し、多数の意見が聞けることがとても支えになっていた。
mixiで7年間、ほぼ毎日日記を更新し続けていた。
だけど、なんだろう?
飽きてきた?
少し面白くなくなってきて、更新が途絶えがちになってきていた頃に、このはてなを紹介された。
そして昨年7月、はてなデビューとなった。
書く場所が変わっても、書いていることはさほど変わりなく、キャラ弁日記や手作りスイーツのこと、子育てについてや、日々の徒然日記。
小さくつぶやいたことが、あまりにも大多数の人に読んでもらえ反響があって、驚いたり嬉しかったり、いろんな意見に迷ったり悩んだり。
そんなこんなで、はてなでも300記事あまり。
もうすぐ一年。
ブログをしていて良かったこと
ブログを書くことにより、思いや感情を整理できること。
そしてブログとして残していることでいつか読み返すことができること。
当時の誰にもぶつけられない激しい泣き叫ぶような感情や、嬉し恥ずかしい気持ち。
一人目の子育てで迷い悩んでいたことを書き残すことで、二人目三人目育児で読み返し、ヒントになることもあった。
今は公開で書くことで、私が感じたことや情報が少しでも誰かのきっかけやヒントや背中を押す一手になればいいなと思う。
そんな記事を書いていきたいと思う。
「私がブログを始めたきっかけ」 のお題で思い出した私の始まりでした。