今週のお題「人生に影響を与えた1冊」
このお題を見てこれしかない!って思った。
私の原点。
今の私はきっとこの本から始まったと言っても過言ではないと思う。
始まりは20年以上前
小学生の頃、お友達の家に遊びに行くとお母さんがエプロン姿で焼き立てのお菓子をだしてくれたことがあった。
家でお菓子が作れるなんて夢のような話しだと思っていた。
お菓子作りへのあこがれがどんどん膨らんでいた小学生の時、近所の本屋さんで見つけたのがはじまりだったと思う。
お菓子作りやお料理が大好きな芹香ちゃんがいろんなものを作るお話。
ダイエット中のお友達にはローカロリーのケーキを。
スポンジがうまく膨らまないならクレープを重ねてみたり。
お花見のお弁当だったり、季節の旬の素材を生かすお料理もたくさん!
初めてのお菓子作り
この本には最後にレシピがついてある。
本の中に出てきたお菓子を実際にレシピを見ながら作れるっていうのが嬉しかった。
小学生だった私が初めて作ったのはこの「ゆめ色クッキング」の1巻で芹香ちゃんが作っていたチョコレートクッキーだった。
凍らせて切って焼くアイスボックスクッキー。
初めてちゃんと作ったお菓子。
両親や弟・妹と食べた。
その時のうれしかったこと!!
みんなが「おいしい!」って言ってくれた。
自分が作ったものを喜んで食べてもらえた。
それが本当に嬉しくてうれしくて!
お料理は魔法だよ
この本の一番好きな言葉。
お料理好きな芹香ちゃんはお母さんにそう教えてもらってお料理に興味を持ち、好きになったんだって。
私も小学生だった当時、友達のお母さんが魔法使いのように見えた。
ただの卵白が真っ白でツヤツヤに光るメレンゲになったり、牛乳みたいな白い液体がケーキのあの生クリームになったり!
本当に目を丸くして見てたんだ。
卵とお砂糖と小麦粉。
材料はいつでも家にあるこの3つ。
こんだけで、あのふわふわで柔らかくて甘くて美味しいケーキになるんだもん。
凄いよね!
魔法やんね!
この幸せの甘い魔法は、夢と希望を与えてくれた。
私も作りたい!
この手で自分で魔法をかけるんだ。
私がお菓子作りに興味を持ち、好きになったきっかけ。
今ではこの魔法のかけ方を子供たちに伝えている。
むかし見た初めての感動と同じように、キラキラとした瞳で私のことを見てくれる子供たち。
そこにはやっぱり、夢や希望や憧れが詰まっている。
作る楽しさと、自分で作ったものの美味しさと、誰かに食べてもらうことの喜びと幸せ。
それを教えてくれたのがこの本。
私の人生に影響を与えてくれた一冊です。
ゆめ色クッキング 全7巻完結セット(講談社コミックスフレンド) [マーケットプレイス コミックセット]
- 作者: くりた陸
- 出版社/メーカー: 講談社
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る