9月22日~24日にかけて大阪長居のヤンマースタジアムで開催されていた全日本実業団対抗陸上競技選手権大会を観てきました。
初日は行けず、23日・24日の2日観戦でした。
陸上競技なんて何も知らずに大人になった私。
学校で習う程度の知識しかありません。
さほど興味がある訳でもなくTVでやっていても流し見程度の関心でした。
それが末っ子が陸上を習い始めたことで全日本の大会を見に行くことになるなんて。
ほんと人生分からないものですね。
子どもが見せてくれる知らなかった世界。 - 人生楽しんだもん勝ち♫
そんな陸上初心者の私が大会を観て感じた感想です。
がんばるラジコンカーがかわいい!
凄い!やり投げのやりを運ぶラジコンだ! #長居陸上競技場 pic.twitter.com/VE3iVVegou
— sachiko@はてなブログ (@sasyrrs) 2017年9月23日
このラジコンカー、槍の次はハンマー投げの球も運んでいましたよ。
なんだか健気に働いてかわいかったです。
ハンマー投げが怖い
16ポンド(7.26キロ)の球のついた1メートルを超えるワイヤーをぐるんぐるん振り回して飛ばすのです。
その迫力は凄まじく、芝がドンッッ!と地面が揺れるように感じ、そこだけえぐれて穴が開いているのです。
少しでも方向がずれると恐ろしいことになりそう。
(実際、鉄のポールに当たり凄い音を立てることもありました。)
砲丸投げの選手のごつさ!
砲丸の球もハンマーと同じ16ポンドです。
これは一番重いボーリングの球と同じなんだそうです。
それを片手で持って投げるんです。
そりゃもう丈夫な身体が必要ですもんね。
他の陸上競技とは比べものにならないくらいのゴリゴリさんが多かったです。
ハードル走が激しい
きっちりと少しのずれも無く並べられたハードル。
その高さは100センチを超える。
近くで見ると思っている以上に高くて驚きました。
スタートと同時に一斉に走り出し、ドゴンッガゴンッと凄い音を立てて飛ぶのです。
絶対痛い。
当たってもハードルが倒れても反則ではないのですが、勢い良すぎてほぼほぼ倒す選手もいて観ているほうが痛そうなの大丈夫かなぁ?とヒヤヒヤしました。
棒高跳びは美しい
棒高跳びの棒は5メートルもあります。
そんな棒を持って走り2階建てビルに相当する高さを跳び越えるのです。
しなやかに曲がる棒。
スーッと伸びてふわっとバーを越える姿は一瞬、時間が止まったかのようにも感じました。
3000m障害は難しい
3000メートル障害はハードルと、水溜りを越え走ります。
80メートルごとに置かれたハードルはハードル走用とは違い倒れない設定なので、ちゃんと越えないと自分が倒れてしまいます。
さらに水濠と呼ばれる水溜りがあるのです。
今まで競技場で水濠があるのは見たことはありましたが、実際水が入れられているところは初めて見ました。
ジャンプした着地点にある避けようのない水濠。
けっこう深いです。
バシャンッと激しく水がはね、スパイクはぐしょぐしょ。
水に濡れた靴や衣服で走るのは相当な体力がいりそうです。
私が観戦していた時に水濠でこけてしまった選手がいました。
足を痛めてしまったようでその場でうずくまり動けないままでした。
しばらくして救急車がきていました。
そんな様子を見てしまったからもう余計に怖くて。
あの水溜りはいるの?
違う障害じゃだめなの?なんて思ってしまいますが、ダメなんでしょうね。
厳しい世界です。
ここからは選手について
先生が多い
実業団なので所属チームも表示されるのですが、学校の先生が多いことに驚きました!
〇高校教員や、△大学職員などいろんな学校の先生がいました。
とてもかわいい幼稚園の先生もいましたよ。
自分の担任の先生や子どもの先生が全日本の大会に出るなんて、凄くかっこいいですよね!
何歳でも「くん」
名前を読み上げられるとき、男性は何歳であっても全員「くん」なんです。
20代の子ならまだわかりますが、ベテラン選手も「くん」と呼ばれていてなんだかおかしかったです。
個人的にはゴールドジム所属の選手や、消防職員を応援していました!
大好きです!消防士♫
応援で観客も一体に
投てき種目(やり投げやハンマー投げなど)は選手が「いきまーす」と投げる前に気合入れて叫ぶのですが、その時に観客は「はーい」と返すんだそうです。
私も声を返しましたが、それで選手が自己記録を更新されるととっても嬉しいですね!
跳躍種目(幅跳び・三段跳び)では選手の助走の足の動きに合わせて手をたたきます。
最初は大股で最後は速く・・・を手拍子で応援するのです。
これも選手と観客が一体になれて楽しかったです。
そして、この大会の嬉しいところは選手からサインをいただけるのです!
選手が移動で専用通路を歩いている時はサインや握手をお願いできるのです。
もちろん選手は集中してはったり、疲れていたりするので選手がOKしてくださったらですけれど。
末っ子は飯塚選手や藤光選手はじめ、小林快選手や高瀬慧選手、800メートル走の大森郁香選手や福士加代子選手からもいただいていましたよ!
宝物です。
(飯塚選手のサインです。笑顔が爽やかでした♡)
会場の外も楽しめる!
会場の外には選手の等身大パネルがあり、一緒に写真を撮ることができました。
さらに選手の履いているスパイクがあって参考になったり、
世界選手権やオリンピックの時のバトンも展示されていました。
なかなか見ることのできないものばかりでした。
まとめ
2日間興奮しっぱなしでした。
大会の途中ではお楽しみ抽選会もあり、共産の企業からたくさんの豪華景品が贈られていました。
残念ながら私たちは当たりませんでしたがドキドキしながら楽しめました。
これだけの魅力あふれる大会がなんと入場無料なんですよ。
観戦にチケットも何もいらないんです。
本当に素晴らしいですよね。
陸上大好き少女の末っ子は、憧れの選手や尊敬している選手の走りを目の前で見られてたくさんのことを得たと思います。
ますます陸上が大好きになったようです。
陸上が大好きな人も、私のようにルールも良く知らないシロートもその場にいるだけで楽しめる大会でした。
貴重な体験ができて良かったです。
24日には「炎の体育会TV」のロケもありました。
ジャニーズ上田くん率いるチームと、福士加代子さん率いる陸上女子チームの対決。
結果は言えませんが燃え上がり楽しかったです。
うちの末っ子やその仲間はジャニーズを誰も知らず男前が出てきて、会場が黄色い声援に包まれても「えっ?だれ?」の状態。
陸上の大会が終わり、会場の9割ほどがジャニーズファンに埋め尽くされている中で、純粋に福士加代子さんチームを応援する少数派でした。
放送で映っているかも知れませんね。
楽しみです(*^_^*)