流産の経験
流産は無駄ではない
この本の中に書かれている言葉をその時知っていたら、もっと早く立ち直れたかもしれない。
救われたかもしれない。
そう思いました。
産まれてはこれなかったけれど、この子にはこの子の使命があってその役割を果たしていってくれたんだって思えたら、自分を責め続けることなく受け入れることが出来たかもしれない。
私が経験から学んだこと
まずは思い切り泣きましょう。
涙は浄化作用があります。
泣くことを我慢して溜め込んでいたらいつまでたっても苦しいまま。
思い切り、涙が枯れ果てるくらい泣いていいんです。
自分を責めないで。
責めてしまう気持ちはとってもわかります。
でも自分を責め続けていても赤ちゃんは浮かばれないんですよね。
空に帰った赤ちゃんも「自分のせいで悲しんでいるママ」をみているのはツライと思う。
だから責めないで感謝しよう。
「短い間だったけどママのところに来てくれてありがとう。見守っていてね」と。
赤ちゃんのことは隠さなくていい。忘れなくていい。
私が一番つらかったことは誰にも言えなかったこと。
「誰にも私の気持ちなんてわからない」そう思ってずっと立ち直れずにいました。
誰かに話して変に気を使われるのもイヤでした。
そんなとき産婦人科で同じ経験をした人と話す機会がありました。
同じ経験者だから話せたこと、本当の気持ち。
やっと全部吐き出せて現実を受け入れることが出来ました。
ムリに誰かに話さなくてもいいけれど、聞いてほしいのなら溜め込むんでいては良くないよ。
そして赤ちゃんのことは無理に忘れようとしなくてもいいよ。
いつまでも悲しみ続けているのは良くないかもしれないけど、ちゃんと受け入れられたのなら無理やり忘れようとしなくてもいいと思う。
だってそんな簡単に忘れられるわけないもん。
だいじょうぶ。
いつかちゃんと優しい気持ちで空の赤ちゃんに感謝できる日が来るから。
パパにできること
私の読者様は意外にも男性も多いので、男性の方にお願いです。
流産してしまったママはとても苦しんでいます。
絶対にママを責めないでください。
「重いもの持っただろ?」とか「仕事辞めないからだ」とか自分で悔やんで責めまくってますからこれ以上責めないでください。
言葉をかけてくれなくてもいいので一緒に悲しんでください。
パパはまだ実感がなかったかもしれませんが、妊娠が分かった時から女は「ママ」になっていました。
自分の中にあった命が突然消えたのです。
そばにいてください。手を握ったりしてくれるだけでいいので。
泣きたいだけ泣かせてください。
しばらくは情緒不安定ですが見守っていてください。
前のように戻ったと思ってもまた泣き出すかもしれません。
自分でもコントロールできないんです。
でもそうやって少しずつ進んでいこうとしているんです。
どうか大きな心でうけとめてください。
私が当時旦那さんにしてほしかったこと。
してもらえず悲しかったことです。
まとめ
私が実際経験した時は、誰かに話すこともこんなふうにブログに書くこともできなかった。
でも今はブログという場で伝えることが出来る。
流産で悲しんでいる女性は多いと思います。
読んでくれた誰かの役に少しでも立つことが出来るのなら・・・
私の経験が誰かの助けになれたら幸いです。