子供の叱り方って本当に難しい。 - 人生楽しんだもん勝ち♫

先週末、息子の担任から電話がありました。
息子が違うｸﾗｽの女の子を叩いてしまい、女の子は泣いて帰り、泣いて帰った女の子の親はﾋﾞｯｸﾘして学校に連絡してきたんだそう。

息子は教室に残っていたので担任はその場で息子に理由を聞いたけれど息子は何も言わず。
でも叩いて泣かせたことは事実と認めたので怒りましたと。

息子はやんちゃ坊主で家でもきょうだい喧嘩はしょっちゅう。

口で勝てないお姉ちゃんにはつい手が出てしまうこともあり、度々怒ってきていたけどついにやってしまった…。

家に帰ってきた息子に話を聞いた。

なかなか言わない。

叩いたことは認めるが、何故なのか理由を話さない。
ゆっくりゆっくり時間かけて聞いた。

息子は二重飛びが出来ないから学校終わってから一人練習をしてたらしい。
そこに女の子がきて

女の子「二重飛びもできないの？ダッサー」
息子『うるさいなぁ！あっち行ってや』
女の子「ちびやから出来ないねん」
息子『あっちいけや～』
女の子「ちびはいくらやってもむりむり～」
息子『うるさい！あっちいけ～！』

女の子縄跳びを息子から取り上げポイッと遠くへ投げる

で叩いてしまったよう…。

もちろん叩いた息子が悪い。
何があっても手を出したらアカン。
手は出したら負け。絶対。
それは息子に言って叱った。

で、担任に相手の女の子の電話番号を聞き、謝りの電話を入れた。

女の子も女の子の親も許してくれたので話はそこで終わった。

でもこの一連の話をママ友達にしたら怒られた。私が。

確かに叩いてしまったことは息子君が悪い。
その非は認める。
でもその前のやりとりで傷ついた息子君の心はどうなるの？と。

叩いた息子君は悪いけどその前に言われたらイヤなことを言われ、傷付き、みんなの前で先生からも怒られ、家でもママに怒られる。
それじゃ息子君の気持ちの行き場がないのではないかと。

先生に理由を聞かれた時に言えなかった気持ち。

自分がしたことでママが頭下げてるのを見たときの息子君の気持ち。

『オレは悪者って言われてもいいねん』

開き直るように静かにつぶやいた息子。

すごく突き刺さった。

叩くのは絶対いけないこと。

でも叩いてしまうくらいのイヤなことがあった。

それをうまく言えず溜めていた。

そこに言葉に出来ないどれだけの思いがあったのだろう。

きっと、いろんな思いや気持ちが渦巻いていたんだと思う。

溜めてしまう子になると、男同士のケンカでも言いたいこと言えず押し殺す子になるよと言われた。

イヤなことはイヤ！
はっきり自分を出せる子にしないと周りを気にしすぎて大人の顔色ばかり伺う子供になると。

男同士の喧嘩なら、とことん言い合ってこい。

それで殴り合いになるなら殴り合って帰って来い。

それで相手がなにか言ってきたら母ちゃんが庇ったる！くらいじゃないと何も言えない子供になるよと。

確かに。
叩いたことはいけないけど、叩いた事実だけをみて息子を頭ごなしに叱ってしまったことはよくなかったのかもしれない。

そこにどんな理由があったのかを聞き出す前に叱ってしまった。

殴り合って来いとまでは言わんけど、言いたいことは言える子でいてほしい。

せめて、言わなくてはいけないことは言える子でいてほしい。

感情を閉じ込めてしまわないでほしい。

この「理由を言えなかった気持ち」は男の子ならではなのだろうか。