中学3年生夏休みやる気なし
うちの息子は中学3年生。
高校受験を控えています。
しかしながら一向に勉強をしようとしない。
やる気にならない。
探せども探せども息子のやる気スイッチを見つけられず、中学3年生の夏はこんな記事を書いていました。
そんな息子ですが突然やる気になり、テストの点数がどんどん上がっているのです!
いわゆる「やる気スイッチ」がONになったのです!
反抗期の中学生には何を言っても通じない
中学生は反抗期真っ最中。
勉強のことについて言えば言うほど反抗します。
「勉強しなさい」は禁句です。
言いたい気持ちはあっても、言っても良い方向にはなりません。
息子をやる気にするために私がやったこと
今回私が息子にしたことはふたつ。
・なにも制限しないこと
・集中できる環境をつくること
それまではなんとかやる気にさせようと半強制的に塾の体験に行かせたり、自宅学習教材を買ったりもしていました。
がしかし息子がやる気にならなければなんの意味もないのです。
それがよく分かったので私は待つことにしました。
なにも制限しないこと
息子はスマホは持っていませんがタブレットは持っています。
LINEもできるし、ゲームも入っているし、友達とも繋がれます。
やり始めたら夢中になってしまいがちな息子なので、テスト前はタブレットを制限していました。
一日1時間まで。
夜9時以降は禁止。
勉強中は触らない。(リビングで充電しておくこと)
など細かく決めていました。
けれど、息子には息子の勉強の仕方があるんだと息子に教えられました。
私には信じられない勉強法です。
友達とLINEの無料電話を繋ぎながらただただお互い勉強するのです。
話すわけでもなく、教え合うわけでもなく、ただビデオ通話でお互いの勉強している姿を映し合っているだけ。
それだけで「あいつもやってるからオレも頑張る」になるんだそうです。
勉強の合間のゲームについても何も言いません。
1日1時間以上していても言いません。
テスト前日にゲームをしていても言いません。
言うことを放棄したわけではありません。
信じて見守ることにしたのです。
「ゲームをやめなさい」も「タブレットはいけません」も言いません。
「勉強しなさい」も「テスト前でしょ」も言いません。
息子が自発的にやる気になるのを待ちました。
やる気になったら集中できる環境をつくる
10月の終わりに息子が突然「塾に体験に行ってくる」と言いました。
それまで家の近くの塾や、有名塾の体験に行かせようとしても一向に腰を上げようとしなかった息子が自分で日程を決めて行くことにしたのです。
私は何も口出ししません。
こっちの塾のほうがいいんじゃないの?も言いません。
親の都合としては長女が通っていた塾なら兄弟割があるのに・・・とか、
こっちの塾なら入塾フェアしてるのに・・・とかありますが言いません。
息子が決めた勉強する場を応援します。
私は何も言いません。
教科についても息子が決めます。
どの教科が苦手で、どの教科を伸ばすか。
週に何度通うか。
私は息子が決めたことを確認しハンコを押すだけです。
息子の選択を信じ、息子の決断を後押しすることにしたのです。
中学生男子は難しい
勉強することになんの意味がある?
高校はなんのために行く?
なぜ高校に行かなきゃいけない?
こんな質問にちゃんと答えられますか?
みんなが行くから行く。
行くのが普通だから行かなきゃいけない。
そんな答えじゃ納得しません。
だから私は何も言わないことにしたのです。
高校は行ったほうがいいけれど、絶対行かなきゃいけないわけじゃない。
高校に行かない選択肢があってもいい。
息子の人生です。
勉強するもしないも息子の人生。
高校に行く理由を見つけられない息子に勉強を強制することをやめたのです。
勉強はしたいと思えばしたらいい。
必要と思えばしたらいい。
そう思うようになったのです。
実際今の私の人生は中学3年生のときに思い描いていたものとは大きくかけ離れています。
37歳でパーソナルトレーナーになり、スポーツフードスペシャリストと予防医学食養生士の資格を取りました。
38歳の今、海水温熱士を学び、薬膳食専門指導士の勉強も継続しています。
勉強はいくつになっても出来るのです。
必要になったら、したいと思えばできるのです。
息子が息子自身でやる気になるまで待つ。
そう思って見守っていました。
2ヶ月で偏差値20アップ?!
勉強をする気になれなかった息子はどんどん点数も落ちていきました。
もともとそこまで悪くはないはずでしたが、中学3年生ともなれば勉強している子としていない子の差は明確で、夏休み明けの8月末の実力テストは散々でした。
しかし一度やる気スイッチが入った息子は凄かった。
この2ヶ月で偏差値が約20も上がったのです。
5教科合計が200点以上も上がったのです。
彼の中で突然何が変わったのかはわかりません。
ですが親がいくらジタバタしたところで意味はなく、本人がやる気になることが一番なんだとよくわかりました。
息子の高校受験まであと少し!
息子は今日、私立高校に出願しに行きます。
公立高校も併願で受ける予定なので3月まで受験勉強は続きます。
どのような結果になっても息子は大丈夫でしょう。
自分で考え自分で決めた進路です。
自分で勉強し、自分で試験を受けるのです。
自分の生きる道は自分で決める。
親が手を繋ぎ道を誘導する時期はもう終わりました。
わかれ道の先がどうなっているかはわかりません。
親の私ができることは、道を決めてあげることじゃない。
本人に選ばせること。
もしその道を彼が後悔することがあれば、またわかれ道まで戻ればいい。
そこからまた違う道を選び直してもいい。
道は一本だけじゃない。
初めにはなかった道が、戻ったら新しく出来ているかもしれない。
迷っていい。
立ち止まってもいい。
戻ってもいい。
楽しくなれる道を探しながら進んでいってほしい!と思います。