息子が剣道初段合格しました。
息子の剣道については本当にいろいろありました。
夏は暑く冬はとても寒い剣道で身体も精神も鍛えられてきました。
基本が最も大切。
同じ稽古ばかりはつまらないと言ったこともあったけど、そこを疎かにして剣道は学べません。
スランプもあり、続けるか迷った時もありましたね。
息子から学んだこともありました。
この日のことはとても心に残っています。
そして継続することの難しさと大切さを痛感しましたね。
私自身、息子と剣道を通してたくさんのことを学びました。
この5年は息子だけでなく私も一緒に成長させてもらいました。
(小さなからだに大きく重い防具を背負って試合に行く息子。)
剣道を続ける決意。
昨年引越し、転入した中学には剣道部がありました。
ですが「剣道部に入れば?」とは私は言いませんでした。
息子が剣道への熱が冷めかけているのは知っていました。
目標である「初段」だけ見つめ、それをゴールにしてなんとか続けているだけなのは充分に分かっていました。
1月の時点で初段がゴールなのであれば、あと3ヶ月で終わります。
けれど剣道部に入れば中学3年生の引退まで続けることになる。
私との約束は「初段」だったので、部活は息子が決めること。
今までと同じ吹奏楽部でもいいし、今までやってきていた陸上部でもいい。
ちょっとやってみたいかもと言っていたテニス部に入るのも良いと思いました。
なんでもやってみたいことがあればやってみたらいい。
挑戦したら良いと思っていました。
けれど息子が入部したのは剣道部。
何度も息子に確認しました。
入部したらころころ部活が変わるのは良いと思わないので引退までは続けることになるよ?と。
それでも息子は何かを心に決めたようで「剣道部に入る!」とほかの部活に体験に行くこともなく剣道部一本で入部しました。
引越したことで続けることが難しくなった今までの剣道教室(剣友会)。
ですが週1回でも通いたいとのことで、私が仕事終わってから車で送迎しながら続けてきました。
何かを吹っ切った息子は休むことなく、休みたいとも言わず精力的に稽古に励んでいました。
(初めての試合。小学2年生の息子)
そして初段へ。
剣道の初段を受験するには「一級受有者で審査日当日に満13歳以上の者」と言う決まりがあります。
一級は小学生のうちに受かっていたのですが、2月生まれの息子はなかなか審査を受けることが出来ませんでした。
周りの同級生はもう13歳になり受けれるのに、早生まれのため見送らなければいけない審査会。
受けたいのに受けられないジレンマもありました。
この時ばかりは早生まれでごめんねって少し思いました。
しかしその分練習期間もしっかりあり、不安定だった心も落ち着き、確実に仕上げた状態で今日の審査に望むことが出来ました。
多少の緊張はありましたが、普段通り、今までの稽古の通りすれば大丈夫!と落ち着いて審査を受けていたと思います。
ひとつ誤算だったのは、声が出ないこと。
成長期で声変わりの真っ最中の息子は、今ちょうど声が出しにくい時。
剣道は「声」がとても大事なのに、その声が出ないのはイタイ。
しかし気合いと気迫は審査員の先生には伝えられたようで、実技審査見事合格!
その後の日本剣道形も完璧に正確にでき、学科試験も不安なく書けたそうです。
(剣道の学科試験は体育館で、地べたで行われます。なんか不思議な光景w)
まとめ
とにかくよかった。
今はそれだけです。
タイトルにある(たぶん)はまだ9割程度しか合格がわからないからです。
初段は実技が8割。
日本剣道形が1割。
ここまでの合格は決まっており発表されています。
しかし学科試験は後日郵送で合否がわかるのです。
ほぼ完璧に書けたと自身たっぷりの息子なのできっと受かっているとは思いますが、まだ確実ではないので(たぶん)と付けています。
☆追記☆
不合格通知は届かなかったので(たぶん)は消しました。
無事合格いたしました!
何かひとつでも自分の「特技」となるものがあると強いと思います。
迷いながらでも、時には立ち止まりながらでも、ここまで来れた。
それは息子にとってきっと力になると思います。
おめでとう!
よくやった!
素晴らしいよ!
まだ仮祝いだけどお祝いしようね!
これからは部活を楽しみながら頑張ってね!
1年後、弐段に挑戦するかどうかはあなたに任せるよ!
ひとまず、約束の初段!
本当におめでとう!