第65回 全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
9月23日・24日と大阪ヤンマースタジアムで長居で開催されていた全日本実業団対抗陸上競技選手権大会に末っ子が小学生リレーで出場するので応援してきました。
ヤンマースタジアムで走れることは本当に貴重なことです。
そう走ることのできる競技場ではありません。
しかも、オリンピックにも出場したメダリストと同じ大会で走れるのです。
朝からワクワクそわそわの末っ子でした。
まずは朝原宣治さんによる「ちびっこ陸上教室」
北京オリンピックで悲願の銅メダルと獲得した朝原さん。
今は子どもたちに陸上を教えてくれています。
始まる前に「70分の講習で足を速くします!」と言っていた朝原さん。
楽しみです。
子どもたちはみんな真剣に話を聞き、教えられたことを身体を使って学んで行っていました。
一緒に教えてくれていたのは小学生100m記録保持者の山本慎吾さん。
彼の11秒73の記録はまだ破られておらず、末っ子も名前は知っていました。
「本人が目の前にいるなんて~!」「この人なんやぁ!」とかぶりつきで話を聞いていました。
元気いっぱいのおねえさん森下緑子さんは円盤投げの選手でとてもかわいかったです。
70分みっちり腿の上げ方や足の運び方、走る姿勢などしっかり教えてもらい、あっという間でした。
足が速くなったのかはわかりませんが、学んだことを練習して自分のものにしていってほしいです。
その後は全日本実業団対抗陸上競技選手権大会の応援です。
詳細や感想は改めて書くとして、何といっても山縣選手!
山縣亮太選手が100メートル走決勝で10秒00を出したのです!
それを目の前で観ることができたのです!
風のように駆け抜けた山縣選手
山縣選手にとって全日本実業団陸上は昨年10秒03の大会新記録を出した縁起の良い大会と言われており、朝の予選からも仕上がりの良さはド素人の私が見ても「なんだか良さそう♫」と感じるほどでした。
爽やかな秋晴れでカラリとしており、風もほとんどなかった昨日の大阪。
6レーンの山縣選手。
となり7レーンにはリオ五輪で銀メダルを獲得したメンバーの飯塚選手。
もう、凄いです。豪華!
そして勝負のその時。
ピストルの音と同時に素晴らしいスタートを切った山縣選手。
ちょうど真ん中の50メートル付近で観ていた私の目の前を通った時には、明らかにひとり飛びぬけて速かった。
風のように速くあっという間のフィニッシュ。
速報タイムは10秒01。
会場がどよめいていました。
それから公式タイムの発表までの数分が長かった。
会場は静まり、まだかまだかと待ちわびていました。
みんなが見つめる電光掲示板。
パッと表示が切り替わり、『山縣亮太10.00』が映し出された瞬間、会場中が拍手と喜びと称賛の声で湧き上がりました。
直後のインタビューでも「勝ち」にこだわり、気持ちを強く持っていたことを話されていました。
勝つ人は「一番勝ちたい気持ち」が強い人。
勝ちたいから一から練習を見直して、勝ちたいから厳しい練習に励み、最後には勝ちたいと言う気持ちの強さで勝ちにこだわる闘争心の強い人が勝つんだと感じました。
それくらい、昨日の山縣選手は圧倒的な力強い走りでした。
そんな強い男らしい走りの後の表彰式のかわいい表情がまたたまりませんでした。
笑顔で2位の飯塚選手に話しかける姿や、1位の表彰台に3人で狭そうに乗って笑い合う姿を本当に数メートルの距離で観ることができて、そのギャップにキュンキュンしちゃいました。
末っ子は山縣選手に握手をしてもらうことができました。
その握っていただいた手で自分の足をこすり「いつか山縣選手のような走りができますように・・・」と念を込めていましたw
目の前で世界レベルの走りを観ることができたことは、末っ子にとって大きなかけがえのない体験になったと思います。
興奮してテンション上がって走りたくて仕方のない様子。
ひとつのことを長く続けているとどうしても伸び悩むときはあるし、続けるか迷うときもあります。
末っ子もついこの前までは大きな壁にぶつかって悩んでいましたが、今では乗り越えて楽しんでいます。
末っ子10歳、初めての壁にぶつかり中。 - 人生楽しんだもん勝ち♫
また続けていくか迷った時は昨日のこの経験を思いだし、モチベーション上げて練習してくれたらと思います。
初めて観戦した全日本実業団対抗陸上競技選手権大会はとても素晴らしく感動しました!
山縣選手、おめでとうございます!