「はじめて」って1回だけです。
全く知らない状態での1回目と、一度経験しての2回目だと大きな違いがあると思います。
「はじめて」の気持ちを忘れないための覚え書きです。
はじめてのジムでのパーソナルトレーニング
・行く前の気持ち
どんなジムだろう?
どんなトレーナーさんが教えてくれるんだろう?
怖い人じゃないといいなぁ。
男性かな女性かな?
ドキドキと不安と緊張。
・ジムについてから
きれいなジムだなぁ。
割と広いんだぁ。
あ、マシン綺麗。
どのトレーナーさんが教えてくれるんだろう?
どんなことをするんだろう?
優しそうなあの人がいいなぁ。
・実際パーソナルを受けてみて
始めのコンディショニング。
コンディショニングなんて今までしたことない言葉の意味もよく分からない。
「こちらで少々お待ちください」と立って待っている。
その立ち姿を遠くから見ていたそう。
もう始まっていたのです。
次に「正しいと思う姿勢で立ってみてください」と言われました。
正しい姿勢・・・。
鏡の前でならなんとなくできそうですが、何も見ずだとよくわかりません。
それなりに正してみます。
「やっぱり反り腰ですね」「腰痛くないですか?」と。
「さっきの立ち姿も見ていたのですが、日常の何気ない姿勢も少し反っていて体の重みを腰で受けているのです。こんな人は腰痛持ちの人が多いんですよ」と。
ビックリです。
そうなんです。
私トレーニングも腰がすぐ痛くなるので怖くて上半身は重い重量持てないんです。
言い当てたトレーナーさん凄いなぁ。
コンディショニングを受ける。
姿勢を正すために必要なのは脊椎の頸椎と腰椎の間の「胸椎」と言われる部分と説明を受けます。
理科室の実験室みたいな骸骨の標本がでてきました。
関節や骨が動くなんだかかわいい標本です。
骸骨を使ってトレーナーさんがちょっとおどけます。
思わず自然と笑っていました。
緊張をほぐしリラックスさせてくれたようでした。
あっ、なんかいいトレーナーさんだな(*^_^*)
ストレッチポールを使って胸椎をほぐす
緊張でガチガチで固くなっていた身体を笑いでリラックスさせてくれて少し和らぎました。
次に実際マットの上に寝転がり、ストレッチポールを使ってほぐしていきます。
ここで気付いたのが、言葉ではわかりにくいということ。
「肩甲骨を引き寄せて、胸をひらいてください」
と言われそれなりに理解しやってみるのですがよくわかりません。
トレーナーさんが私の背中に手を当て、
「ここが肩甲骨です。これをここに近づけるイメージでぐいっと・・そうそう!!うまいうまい!」
手を当ててもらうとどこに意識をしたらよいのかわかりやすく、ここに向かってと指先でトントンっと叩いてもらうとそこにもっていくイメージが伝わってきました。
言葉だけでなく、意識はここだよ!と触れて教えてくださるのは私はとてもやりやすかったです。
トレーナーさんの手があたたかく、緊張して冷えていた身体がほんの少し温もった気がしました。
しかし女性の体験者さんの場合、男性トレーナーに触れられたくないという意見もありました。
(だからこそ女性には女性トレーナーさんがいたほうが良いのかもしれませんね。)
力を抜くがわからない
仰向けに寝て、両手を真上に上げます。
手を上げたまま、肩の力を抜きます。
ん?
手を上げる。
肩の力を抜く。
文字ではわかりますよね。
頭では分かっているつもりです。
なのにできない。
肩を下げる。はできます。
でもこれでは下げる力が入ってる。
力を入れないってどうやるんだろう?
トレーナーさんが横に寝て実際同じ動作をしてくれました。
見るとわかりやすいんですね。
なるほど!
そういうことか!
と思ってできるようになりました。
頭で思っていることを、実際目で見ることにより、より分かりやすく動かすことができました。
そのあとも肩に触れ「ここがまだ力が入ってるよ~」と言われましたが、触れられるとやっぱりわかりやすかったです。
一通りコンディショニングを受けて、立ち上がり、正しいと思う姿勢で立ちます。
さっきは意識して(こんな感じ??)と背中を伸ばし反らしたり胸を張ったりしていましたが、 受けた後はなんとなく自然にスッと伸びた気がします。
「うんうん!綺麗!そうそう!」
褒めてもらえると嬉しいです。
自分でも鏡を見ながら違いを感じ、思わず言葉が出ていました。
『うわぁ!!ほんとだぁ!』
『すご~い!!』
「はじめて」の気持ち
この気持ちなんですね。
『うわぁ!凄い!』
この驚きや感嘆の気持ち。
これを感じられるのって「はじめて」の時だけなんですよね。
次回にまた同じことをしてもきっと「うわぁ!」にはならないでしょう。
でも一度この「うわぁ!凄い!」を知ると、次回はまた違う「うわぁ!」が待っている気がして次もやってみたくなります。
「うわぁ!」を感じると、このトレーナーさん凄い!と尊敬と信頼の気持ちになりました。
「はじめて」で大切なこと
はじめての人は緊張していること。
緊張をほぐすことが近づくコツ。
笑いでも会話でも良いと思います。
(緊張したままだと良い動きができない)
言葉だけではなく触れてもらえると意識を集中させることができた。
トレーナーさんの実際の動きを目で見ることによって理解が早まった。
信頼できる人の話はすんなり聞き入れることができる。
「はじめて」を知るために新しいジムの体験に行ってきました。
「はじめて」の気持ちがわかると、はじめての人との応対の仕方も変わってくると思います。
この気持ちを忘れずにいたいと思います!