福祉の世界との出会い
私が福祉の世界に興味を持ったのはもう20年以上前のこと。
高校卒業後の進路をどうするか決めなければいけないときに候補のひとつになっていたのが「介護福祉士」の仕事。
当時は専門学校に2年通えば取得できる資格だった。
(今は実務経験3年以上ないと受験できません)
通っていた高校の目の前に障がい者の施設があり、土日や夏休みには作業所のボランティアに行ったりしていたので、なんとなく興味があり卒業後は介護福祉士もいいなぁなんてぼんやり思っていました。
でも現実は高校卒業後の進路は自分でなんとかしなさいと親に言われ,、すぐに進学することは断念。
2年間就職して専門学校のお金を貯め、20歳から学校に通おうと高卒で就職。
しかしそこで知り合った元旦那と18歳で婚約、19歳で結婚し、20歳で妊娠、21歳で出産…となり介護福祉士の仕事のことも頭から消えていました。
福祉の世界のことなんて忘れていた
あっという間に子ども3人に恵まれ、子育てに追われる日々。
仕事ではないけれど点訳のボランティアをしていたこともあった。
もう5年も前の記事になる。→見えない子にも読む楽しさを。
耳の聴こえない人と和太鼓をしたり、福祉の世界にうっすらと関わりはありました。
介護福祉士になりたいと思っていたことも忘れて20年。
ヤクルトレディをしたり、アパレルのデザインをしたり、パーソナルトレーナーになったりいろんな仕事をしてきました。
まさかこのタイミングで自分が福祉の仕事に就くなんて思ってなかった。
正直な気持ちです。
介護職員の仕事もはじめます
今、介護職員初任者研修の学校に通ってます。
同時にガイドヘルパー研修も通ってます。
きっかけは先月。
トレーナーの仕事のあれこれがあって無職になり家に引きこもっていたとき、声をかけてもらったこと。
このとき書いていた「凄くやりたいわけでは無いけれど、やりたくない理由はひとつもない仕事」がこれでした。
福祉の仕事は「全く今までと違う職」と思っていたけれど、今までの仕事や経験って無駄ではなくて筋肉や関節の動きはトレーナーの知識がかなり役に立つし、コミュニケーション能力や距離感の取り方は百貨店時代やアパレルでの接客の経験が役に立つことも多い。
前の仕事でも散々習った関節や筋肉の名称やはたらき。今回の勉強にも役に立つ!でも介護系だから教科書の絵がおじいちゃんで、なんかおもしろい。 pic.twitter.com/SCls7udG9j
— sachiko@パーソナルフードトレーナー (@sasyrrs) 2019年12月4日
高齢者への骨粗鬆症予防の食材の話もできるし、頻尿改善の骨盤底筋トレーニングもできる。
やっぱり無駄なんてことはひとつもないんだなぁ。
実際に働くのはたぶん年明けから。
障がい児をメインに、お風呂や食事や通学のお手伝いやお出かけに付き添う仕事をします。
出会いっておもしろいもので、このタイミングで高齢者施設で働く友人から介護予防体操を考えてほしいって話が来たり、健康食事セミナーの依頼が来たり、障がい児とバランスボールを使って遊びながら鍛える講座の話がきたり。
個人でトレーナーや薬膳の知識をいかした仕事をしつつ、週に何回かは登録した事業所で介護のお仕事を勉強し、そしてまたこのどちらもに関わる私だからできることでお仕事が増えていけばいいなぁなんて思います。