今日息子が中学校を卒業しました。
いろんな事があった中学校生活でした。
男子がいない吹奏楽部
小学生から続けていた剣道。
でも中学校には剣道部がなくてどうしようか迷ったよね。
そしてあなたは当時は男子禁制ではないけれど、女子部員しかいなかった吹奏楽部に入部を決めました。
剣道と同じくらい長く続けてきた和太鼓。
それをいかしてパーカッションをやりたい!と言っていたね。
やりたいことがあれば、周りの目なんて気にせずに突き進むあなたは本当にカッコイイと思います。
迷い悩みながらも続けた剣道
剣道のことではいっぱい悩んだね。
もともと闘争心が無く、稽古は好きだけど試合は好きじゃないと言っていたあなた。
いっぱい悩んでいっぱい話し合ったね。
あなたから学んだことも多くありました。
一年生3学期での転校。
離婚して引っ越し、中学1年生の冬休みに転校する頃になったときは大変だったよね。
離婚に後悔はないけれど、中学生というあなたにとっては一番「父親」が必要な時期に離れることになってしまったことに対し少し罪悪感はあります。
いくら私が頑張って父親代わりをしても本当の父親にはなれない。
男の子には男親にしか話せないこともきっとあったよね。
始まった反抗期。
中学2年生のころはよくぶつかったよね。
転校して剣道部に入ったけれど、行きたくない。
目標の初段が取れたから気持ちが途切れちゃったんだよね。
この頃が一番あなたとの関係で悩んでいたかなぁ。
この頃はあなたの愚痴ばかり書いていましたね。
やる気スイッチはどこ?中学3年生
中学3年生になって、引退間近だった剣道部も自主退部しちゃいましたね。
代わりに勉強をするのかな?ちらっと思ったりしたけれどそんな気配もなく・・・
夏休みに入ってもなかなかスイッチの入らないあなたにやきもきしていました。
でも自分で「やる気」のスイッチをONにしたあなたは凄かった。
今までしなかった分、勉強すればするほどどんどん伸びていく。
本当に驚きました。
そして決めた高校
当初考えていた高校よりもどんどんレベルが上っていくあなたの成績に学校の先生も塾の先生も本当にびっくりしていたね。
2月に私立高校は問題なく合格し、3月1日に公立高校の願書提出日なのに直前まで迷っていたよね。
行きたい高校と、先生が勧める高校。
「どっちでもいいねん」
と言うあなた。
だけど私はあなたに自分で決めてほしかった。
自分が通うことになる高校。
誰かの言葉で決めてしまうと、壁にぶつかった時きっと誰かのせいにしてしまう。
自分で悩んで、自分で決めて、自分で行動して、自分で責任を持ってほしい。
その結果たとえ失敗しても自分で決めたことでの失敗と、誰かに決められたことでの失敗では絶対に違うと思うから。
公立高校の合格発表は来週19日。
卒業式の今日の時点ではまだわからないんだよね。
でも大丈夫。
どちらの結果になっても大丈夫。
あなたがちゃんと考えて挑んだ結果だから。
息子からの手紙
卒業式の今日、手紙をくれましたね。
「お母さんへ・・・」から始まるその手紙に卒業式の前から大号泣しちゃいました。
もう、たまらないよ。
毎日うるさい僕たち子どもを3人も世話をしてそれでいてどこの親よりも活気あふれる自慢のお母さん。
大変で苦しい生活の中でも笑顔でいて、自分のやりたいことにも挑み、いつも僕たちを幸せにしてくれる。
3人兄弟の中でお母さんから学んだことが一番多いのは自分だと断言できます。
僕たちのために働いて、僕たちのためにご飯を作って、汗やときには涙を流して育ててくれたことに本当に感謝しています。
もうね、こんな直筆の手紙を息子からもらって泣かない親なんていないよ。
ありがとう。
ほんと、ありがとうね。
私はあなたの母親で良かった。
3年間で30センチ以上も伸びた身長!
小学校の卒業式の時、小学校1年生から6年生までの6年間で伸びた身長の長さのリボンをもらいました。
6年間で26.5センチ伸びていましたね。
小学校卒業のときは少し小柄だったあなた。
この中学生の3年間で30センチ以上も伸びましたね!
本当にどんどんどんどん目線が変わっていきました。
中学1年生の冬休みに作った制服を、まさか中学3年生でもう一度作り直すとは思ってなかったよ。
嬉しい悲鳴です。
中学校卒業本当におめでとう!
来月には高校生になるんだね。
一年前「なぜ高校に行かなきゃいけないの?」と聞かれたときは、正直答えに戸惑いました。
みんなが行くから行かなきゃいけない。
そんな答えはしたくない。
『行きたいと思えば行けばいいし、行きたくないのならば行かなくてもいい。』
この答えが親として正解なのかはわからないけれど、私はそう伝えました。
これからも進路に悩むときは来ると思う。
当たり前だと思っている道以外にもいくつも道はある。
道を作ることだってできる。
人と違うことを恐れることなんてない。
どんな道を選んでもいい。
あなたが一生懸命迷い、考え、選んだ道なら、自信を持って進めばいい。
あなたがあなたらしく笑顔で楽しめる道を。
母ちゃんはいつだって味方だぜ!
高校生活も楽しんでいこう!!