私の仕事はアパレルの販売員。
いわゆる洋服や雑貨を販売しています。
先日、洋服を買おうと思いいろんなショップをウロウロ徘徊していました。
そこで思いました。
どのショップも同じような販売方法ばかり。
☆洋服を見ていると近づいてくる店員さん。
一人でじっくり選びたいのですが…べた付きされる。
☆「良かったら試着できますよ〜」
いやいや、逆に試着できない店をあまり知らないわ。
☆凄くお似合いですぅ〜
絶対嘘!
私が手に取ったのは自分では絶対似合わないとわかっているタイプのもの。
似合っているわけがない。
と言うかこの商品の良さを着こなしきれないもの。
(ロングスカートなのに身長が低いため裾を引きずっているようなもの)
なのに店員さんは薦めてくる。
なるほど。
この商品が1番の新作なのか。
店頭に置いてあり、かなり力を入れて売りたい商品らしい。
でもね、売りたい商品を売ることも大切だろうけど、その人に似合ってない商品を売ってもあまら意味がないと思う。
どのような商品であればその人に似合うのか、それをわずかな時間で見抜き薦めることって難しい。
でもそれこそが大切なことだと思う。
その点では、美容師さんは凄いと思う。
人の毛質って様々。
髪が長い人短い人
量が多い人もいれば少ない人もいる。
クセのある人もいる。
輪郭や肌の色もそれぞれ。
その様々な個性がある中で、髪のスタイルを考える。
長さ、カラー、パーマの種類もそう。
今はボブが一押しなんです!と言ってみんな同じボブにしても似合う人もいれば似合わない人もいる。
「ボブ」の中でも切り方を変えて輪郭を隠してみたり、色を変えて軽くして見せたり、パーマで毛先をあそばせてみたり。
千差万別、その人に合ったものを提案し、その人だけのスタイルにしてくれる。
大切なことだと思う。
アパレル販売員も、そうでありたい。
お客様ひとりひとりを見て、その人に合った商品を薦めたい。
お客様が何を求め、何を買いに来ているのか。
話を聞くこと。
何も求めずぶら~っと寄ってくださるお客様にもそう。
ただ話がしたくて来てくださる人もいる。
そんなお客様も大切。
ひとりで見たいゆっくり選びたいお客様もいる。
付かず離れず、でも何か探してるな、何か聞きたそうだな。って思った時にはすぐに気付ける距離感でいること。
「販売」は物や商品を売ること
「接客」はサービスを提供すること
私は「販売員」ではなく「接客員」でいたい。
お客様にお店の雰囲気で心地良さを感じてもらったり、商品を見ながら選ぶ楽しさを感じて欲しい。
もちろん商品が売れたら嬉しいけど、それだけじゃない。
お客様と直接関われることが嬉しい。
人と接していたい。
アパレル店員としてはまだまだ駆け出し。
まだまだ勉強中。
でもそんなことはお客様には関係ない。
新人でもベテランでもその店にいたら同じ「店員」だもんね。
ひとりでも多くのお客様に喜んでもらえるよう、お客様ひとりひとりに合ったものを紹介出来るようになりたい。
あ〜…
でもこんなん言うてたら販売では成功はしないんだろうなぁ…(~_~;)