中医学から見る胃腸が弱っている人の特徴
胃腸が弱い人とは中医学では「脾」が弱い人です。
それがストレスから来ている場合は「肝」も弱っています。
なんだかやる気が出ない、気力がない、ストレスが原因で食欲不振や便秘になっている時など、精神面が原因で胃腸が弱っている場合は「肝」も「脾」も調子を整えたほうが良いです。
胃腸が弱っている人にオススメの食材はさつまいも
さつまいもは五性では「平」。毎日食べても大丈夫です。
五味では「甘味」。
帰経は「脾」「肝」「腎」。
さつまいもの効果・効能
さつまいもは脾胃虚弱に良いとされています。
・食欲不振
・抗酸化作用
・血流促進効果
・潤腸通便(腸を潤し、便を通す)
1番簡単?さつまいものほったらかし煮
【作り方】
さつまいもは洗って輪切りにします。
小鍋にさつまいもを入れひたひたになる程度の水を入れます。
そこにきび砂糖を大さじ2・みりん大さじ1を入れ火にかけます。
※我が家では上白糖ではなく、きび砂糖です。
てんさい糖でも良いです。
さつまいもに爪楊枝を刺してスーッと通るくらいまで中火で煮ます。
煮すぎると崩れるので気をつけてください。
そのまま常温までほったらかしで冷ますと出来上がり。
冷ますことでゆっくりじっくりと甘みがしみていきます。
胃腸が弱っている原因によって仕上げにプラス
身体が冷えやすく胃腸の活動が弱っている人はシナモンをプラス。
シナモンは「熱性」の数少ない食材です。
胃腸は温めると調子が良くなることが多いです。
ストレスが多い人は仕上げにレモン汁を数滴かけると良いでしょう。
柑橘系は「気」を巡らしてくれるのでストレスの緩和になります。
胃腸が弱く便秘も引き起こしている人は、りんごも一緒に煮ると良いでしょう。
胃腸が弱っている人はさつまいも。
そしてその原因によってプラスするものを変えてみる。
同じ食材でも原因によってプラスするものを変えることで効果も変わります。
これが薬膳の考えかたです。
胃腸が弱い人はぜひさつまいもを食べてくださいね!