及川眠子さんの『誰かが私をきらいでも』の感想

生きづらさはありますか？

本屋さんで見つけたとき、この本の帯のこの部分がずっと気になっていました。

このときは違う本を購入したのですが、いつか読んでみたいと思っていてamazonのほしいものリストに入れていたところ先日の私の誕生日になつみさん(@NatsumiToshi )がプレゼントしてくださいました♡

ありがとうございます！！

誰かが私をきらいでも

「誰かが私をきらいでも」

誰かが私をきらいでもは４章でできています。

・「人生」が楽になる大事なお話

・「恋愛」で疲れたときの大事なお話

・「仕事とお金」で失敗しない大事なお話

最後は中村うさぎさんとの対談「インスタ映えしない人生。だから楽しい」

私は「人生」のお話と「仕事とお金」のお話に共感する部分が多くありました。

寂しい、満たされない心はあなたの原動力になる

心の奥底に絶対に人には踏み込ませない部屋があって、その場所は外に向けて完全に閉じている。誰かを入れてしまえばきっとこの悲しみも寂しさも軽くなるとわかっていても、人がドアに触れることさえ拒絶する・・・ｐ26

誰といてもどこに行っても満たされない心をすごく上手に表現されている。

とても共感。

私もいつも孤独感や疎外感を感じている。

ひとりを楽しむこともできるし、ひとりだから寂しいってわけでもない。

逆にみんなといるときのほうが「ひとり」を感じるときがある。

運は誰にでもやって来るけど、誰もが手にできるわけではない

運をキャッチするには、心の網目を常に細かくしておく必要がある。ｐ51

 なるほど。

運を何でも受け入れる。

起きたことをどう捉えるかも大事なんですね。

「最後の逃げ場所」としての自殺という選択肢について

この部分の考え方についてはまるごと共感しました。

逃げてもいいし、無理に闘わなくてもいい。とりあえずでも生きていれば、いつか「死ななくてよかったぁ」と思える日がくる　　ｐ58

しんどいときの「がんばれ！」や「乗り越えられるよ！」は本当にキツイ。

死ぬという選択肢についての考え方はほんと共感。

詳しくはぜひ読んでほしいです。

ダメ男につかまる私、40を過ぎて焦る独り身

2章の恋愛のお話は、今は恋愛したいと思ってないしあまり私には当てはまらないかなぁと読んでいたのですが、ダメ男についてはハマってしまいました。

及川眠子さんの経験談からのダメ男を拾う3大要素、私全部あるかもｗ

私も来年40歳。

ひとりぼっちで焦ってるのかもなぁ。

コップの水が溢れるとき

家庭内別居をしていて離婚しない夫婦のことを

自分でコップのそこに穴を開けてこぼれないようにしているだけ　ｐ111

って表現も上手だなぁと思いました。

私の離婚したときもほんの1滴こぼれちゃったんだよなぁ。

www.sachikolife.com

やらない後悔より、やった後悔のほうがいい

やってみたら、もしダメでも納得できる。

やらない言い訳をしたくない。

ダメだったら次にいけばいい。

まずはやってみる。

お金について

この部分も私が学ばせてもらっている人たちと同じようなことが書かれていました。

お金についての考え方は大人になって勉強してほんと変わりました。

ちゃんと学ぶって大切。

「お金儲け＝悪」じゃない。

「誰かが私をきらいでも」まとめ

人に嫌われないためにはどうしたらいいか、よりも人に嫌われたって別にいいじゃん。

それを伝えてくれる本でした。

自分を好きになる努力って自分でしていかなきゃいけないんですよね。

周りの目を気にするのではなく、開き直るでもなく、そのままの自分を受け入れる。

とても心に沁みる言葉がたくさんで、共感できる部分も多く「うんうん！」と頷きながら読んでいました。

自分に自信がない人や生きづらさを感じている人にはおすすめです。

誰かが私をきらいでも [ 及川 眠子 ]