私は人に甘える、頼るが非常に苦手です。
甘える、頼るって1人では出来ない。
相手がいるじゃないですか。
甘えたいと思っても相手はどう思うかな?とか、
頼っちゃ迷惑かな、と考えてしまうんですよね。
そもそも甘え方がわからないっところもあります。
そんなときに出会ったのがこの本。
【甘える技術】
彼がほしいわけでも、虜にしたいわけでもありませんが読んでみました。
- 作者: 高野麗子,大西桃子,たえ
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
甘える方法を感覚として身につけている甘え上手な人も世の中にはたくさんいるけれど、甘え方がわからない私としては『技術』として学んだほうがわかりやすいんですよね。
甘える力は「才能」ではなく「技術」として後づけできる
たとえ今「甘え下手」だったとしても、甘える力は「才能」ではなく「技術」として後づけできるものなのですよ。P5
もう出だしの「はじめに」の部分で読みいってしまいました。
才能を言われたら生まれ持った人には敵わないですが、技術と言われると学んで習得することができる気がしますよね!
甘えると媚びるは違う
この本によると
「媚びる」は相手を思い通りに動かそう、どうにかして機嫌を取ろうという意思が根底にある行動 で、
「甘える」は相手を喜ばせようという気持ちからの行動、だそうです。
相手の力を認め、信頼し、自分の気持ちを預ける行為、なんだそうです。
甘える女性は可愛いけれど、媚びる女性はあざといと言うか、したたかと言うか、可愛くはないですもんね。
全部を完璧にこなさなくてもいい
「全部完璧にこなしてやる!」って頑張っているとしたら、心を休ませる場所や時間はどこにあるのでしょうか?
頑張り屋さんは素敵だけれど、ずっとムリしていたらつらいですよね。
からだは睡眠をとらないと健康ではいられないし、休みなしに働いていたら、いつか病気になってしまいます。心もそれと同じです。P30
ここの部分めちゃくちゃ沁みました。
もう、
「はい。壊れました」って読みながら答えちゃいました。
全部を完璧にこなさなくてもいい。
ここを読めただけでも、この本を手にとって良かったと思います。
『甘える技術』の感想まとめ
この本は「甘えること」が難しいと感じている私のような長女タイプに良いと思います。
甘えることは恥ずかしいとか、頼むくらいなら自分でやったほうがいいと強がってしまうとスキがなく可愛げもなくなっちゃうんですよね。
真面目な人ほど甘えられなかったり、弱さを見せたくないと思ってしまうのだけど、この本はその部分をどう考えたらいいのかわかりやすく書かれています。
甘え方を土台作り、練習編、実践編と分けて書かれてあるので、少しずつ意識を変えつつ技術として学んでいけるのもいいですよ。
甘え方が分からない人はぜひ手にとってみてください。