薬膳とは?
薬膳って聞くとどんなものだと思いますか?
健康に良さそう。
だけど美味しくはなさそう・・・。
中国的な?
漢方みたいな?
そんなイメージではないでしょうか?
私もそうでした。
簡単に説明すると
薬膳とは中医学に基づいた食材のピックアップ術のことです。
ようするに「体のことを考えた食事」のことです。
身体づくりも食事もパーソナル
人の身体は一人ひとり違います。
ボディメイクする上でも、身体の柔軟性や筋肉量・運動経験や生活習慣などそれぞれです。
その人にあった鍛え方でトレーニングをします。
人は一人ひとり違います。
ある食材が合う人もいれば合わない人もいます。
暑がりの人がいれば寒がりの人もいます。
その人にあった食材を摂ることによって健康を保つことができるのです。
その人の体質を知り、その人にあった食事を作る。
食事も筋トレもパーソナルが大切なんです。
あなたは「寒」?「熱」?
・あなたは、A:暑がりですか?それともB:寒がりですか?
・あなたはA:冷たい飲み物が好きですか?それともB:温かい飲みものが好きですか?
・あなたは、A:寝付きが悪いですか?それともB:いつも眠たいですか?
・あなたは、A:イライラ症ですか?それともB:落ち込みがちですか?
・あなたの顔はA:ニキビ・吹き出物が出やすいですか?
それともB:乾燥っぽくツヤのない感じですか?
A・B、どちらが多かったでしょうか?
全部がA、全部がBになる人は少ないかと思います。
どちらに偏っているかを調べるチェックです。
Aが多かった人は身体に「熱(ねつ)」が多い人です。
Bが多かった人は身体に「寒(かん)」が多い人です。
食材の寒熱、四気(五性)を知る
食材には身体を温めたり冷やしたりする性質があります。
大きく分けて4種類。
真ん中(平)を合わせると『熱・温・平・涼・寒』の5つに分けられます。
例えば・・・
熱→ラム肉・唐辛子・シナモン・山椒
温→もち米・鶏肉・海老・桃・ライチ・黒酢・黒砂糖・みかん・たまねぎ
平→小豆・米・山芋・じゃがいも・キャベツ・人参・しいたけ
涼→青梗菜・豚肉・ほうれん草・梨・セロリ・蕎麦・水菜・ナス・きゅうり
寒→冬瓜・ごぼう・バナナ・柿・わかめ・トマト・カニ
などが代表にあげられます。
中医学はバランス医学
中医学は中国伝統の医学のことですが、「中庸」を学ぶ医学とも言われています。
「中庸」とは「真ん中」のこと。
バランスの取れた、どちらにも傾かない真ん中のことです。
なので中医学は「バランス医学」とも言われているんです。
体質の寒熱を知り、食材の寒熱を知ることでバランスを取ることができるのです。
例えば「熱」の体質の人は、「寒」の食材を食べると真ん中に近づきます。
寒がりや冷え性の「寒」の体質を持つ人は、「熱」や「温」の食材を食べることでバランスが取れるようになります。
このバランスが崩れたときに病気になったり、体調が悪くなったりするのです。
薬膳は究極の食材選び
薬膳と聞くと難しいかもしれませんが、食材の性質をいかして身体を「真ん中」の状態にして病気を防ぐための、食材選びなのです。
食事は毎日のことです。
そこに薬膳の考え方をプラスすることで、健康で楽しく過ごすことができるようになります。
病気になったから治す「治療医学」ではなく、病気にならない身体を作る「予防医学」。
ヤクルトの教えでもある「予防医学」が大切だと思います。
身体は食べたもので作られます。
いくらトレーニングをがんばっても食を疎かにしていては良い身体は作られません。
ボディメイクにも食事はとても大切なのです。
だから、何を食べるか。
どんな食材を使い、どんな調理法で作るか。
それが大切なんです。
だから私は薬膳を学ぶのです。
どんな身体になりたいか、どんな体質を持った人か。
人は千差万別です。
身体づくりも、食事もパーソナルに考えるべきなのです。
私はひとりひとり、その人に合った情報を提供していけるパーソナルトレーナーになりたいです!!